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ダウンロード数: 1042回
SQuBOK分類 :
紹介文 :
一般的な開発プロジェクトではテスト工程終了時の工程移行判定にて品質判断しているため、品質問題が起きた場合はスケジュール遅延のリスクが発生しやすい。当社では本リスク対策を行っている。
当社の品質保証部門では最終成果物であるソフトウェアの品質要求を品質特性で定義しており、品質特性を品質指標として活用している。テストレベル毎に品質副特性ベースで定義された品質要求を達成することを念頭にテストレベル毎にクオリティゲートとなるクライテリアを定義している。
この品質保証プロセスを活用し、品質問題が起因したスケジュール遅延リスクの対策として、テストレベル毎にクオリティゲートとなる当社独自の「受入テスト」という仕組みを構築し、予定しているテストが手戻りなくスケジュール通りにテスト可能な品質が備わっていることをシミュレーションしている。
当社独自の受入テストは、網羅性のある品質特性で定義された品質要求が確保されていることを念頭に対応するテストタイプからテストケースを抽出しているため、テストレベル毎の受入テストをパスすることにより、品質確保の状況が分かりやすくなる。
本論文では、テストレベル開始前条件に品質判断する手法として当社独自の受入テスト技法を紹介し、本技法の効果であるプロダクトリスクの回避や品質の見える化実現に向けたプロセスの解説とともに説明する。
一般的な開発プロジェクトではテスト工程終了時の工程移行判定にて品質判断しているため、品質問題が起きた場合はスケジュール遅延のリスクが発生しやすい。当社では本リスク対策を行っている。
当社の品質保証部門では最終成果物であるソフトウェアの品質要求を品質特性で定義しており、品質特性を品質指標として活用している。テストレベル毎に品質副特性ベースで定義された品質要求を達成することを念頭にテストレベル毎にクオリティゲートとなるクライテリアを定義している。
この品質保証プロセスを活用し、品質問題が起因したスケジュール遅延リスクの対策として、テストレベル毎にクオリティゲートとなる当社独自の「受入テスト」という仕組みを構築し、予定しているテストが手戻りなくスケジュール通りにテスト可能な品質が備わっていることをシミュレーションしている。
当社独自の受入テストは、網羅性のある品質特性で定義された品質要求が確保されていることを念頭に対応するテストタイプからテストケースを抽出しているため、テストレベル毎の受入テストをパスすることにより、品質確保の状況が分かりやすくなる。
本論文では、テストレベル開始前条件に品質判断する手法として当社独自の受入テスト技法を紹介し、本技法の効果であるプロダクトリスクの回避や品質の見える化実現に向けたプロセスの解説とともに説明する。
ダウンロード数: 862回
SQuBOK分類 :
執筆者 :
伊藤 潤平(ウイングアーク1st㈱)
紹介文 :
当社ではソフトウェアパッケージ製品の開発および販売を行っています。
製品開発プロジェクトは開発プロセスと品質保証プロセスを区別し、独自ではあるがウォーターフォール開発を行っていました。
近年開発プロセスをアジャイルに変えることにより、品質保証プロセスもアジャイルにシフトすることに課題を持っていました。
欧米ではアジャイル開発がスタンダードになりつつありますが、アジャイル開発における品質保証はまだ世の中に確立されていないように思えます。
アジャイル開発は動くソフトウェアを継続的に提供し顧客のニーズに素早く対応するプロセスですが、リリースしたプロダクトは品質が保証されたものか、また第3者に対してプロダクト品質を説明できるかの判断が難しいと言えます。
弊社の品質保証部門はプロダクトの出荷時に市場リリース可能な品質を持ったプロダクトであることを説明する義務があり、第3者が理解可能な品質説明が求められます。
本論文では開発プロセスがアジャイル開発であっても品質保証プロセスにおいてJIS X 25010:2013で定義されている品質特性を利用し品質保証プロセスの指標として活用することにより、最終的な成果物が第3者に対して説明可能なプロダクト品質であることの判断を可能とすることを目的としてます。
また、プロジェクト計画時に戦略的なテスト計画を策定し、アジャイル開発プロジェクトの進行と共に品質が確保され、段階を経て品質を積み上げる仕組みを提案します。
当社ではソフトウェアパッケージ製品の開発および販売を行っています。
製品開発プロジェクトは開発プロセスと品質保証プロセスを区別し、独自ではあるがウォーターフォール開発を行っていました。
近年開発プロセスをアジャイルに変えることにより、品質保証プロセスもアジャイルにシフトすることに課題を持っていました。
欧米ではアジャイル開発がスタンダードになりつつありますが、アジャイル開発における品質保証はまだ世の中に確立されていないように思えます。
アジャイル開発は動くソフトウェアを継続的に提供し顧客のニーズに素早く対応するプロセスですが、リリースしたプロダクトは品質が保証されたものか、また第3者に対してプロダクト品質を説明できるかの判断が難しいと言えます。
弊社の品質保証部門はプロダクトの出荷時に市場リリース可能な品質を持ったプロダクトであることを説明する義務があり、第3者が理解可能な品質説明が求められます。
本論文では開発プロセスがアジャイル開発であっても品質保証プロセスにおいてJIS X 25010:2013で定義されている品質特性を利用し品質保証プロセスの指標として活用することにより、最終的な成果物が第3者に対して説明可能なプロダクト品質であることの判断を可能とすることを目的としてます。
また、プロジェクト計画時に戦略的なテスト計画を策定し、アジャイル開発プロジェクトの進行と共に品質が確保され、段階を経て品質を積み上げる仕組みを提案します。
ダウンロード数: 266回
執筆者 :
伊藤 潤平 (ウイングアーク1st株式会社)
、山口 繁 (日本ユニシス株式会社)
、岡崎 一洋 (サイボウズ株式会社)
、横須賀 信介 (テックスエンジソリューションズ株式会社)
、木本 和伸 (富士通株式会社)
、山中 美穂 (株式会社東芝)
紹介文 :
アジャイル開発の品質保証における製品品質を評価プロセスの改善提案である。開発途中にプロセスゲートという評価マイルストンをおいて品質をみえる化し、それを積み上げていくことで、製品品質の品質保証のための評価法を提案している。
アジャイル開発の品質保証における製品品質を評価プロセスの改善提案である。開発途中にプロセスゲートという評価マイルストンをおいて品質をみえる化し、それを積み上げていくことで、製品品質の品質保証のための評価法を提案している。