SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
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テストの自動化による工数削減

ソフトウェア品質管理研究会 第5分科会「テスト」(2006年)

テストの自動化に関心のあるプロジェクトは多いので、どのように導入を進めればいいのか、実際に導入するとどこで困るのかがわかりやすく書かれています。自動化の場合は特にそれに向けた戦略が重要なので、計画段階で自動化を見据えた計画にしても良いと思いますが、この報告に書かれているポイントを押さえる事で、自動化による「こんなはずではなかった」はかなり防げるのではないでしょうか。

概要:

ソフトウェアが世の中に浸透するにつれて、その重要性は日増しに高まっており、求められる品質も高くなっている。しかし、ソフトウェアの開発においては、規模が拡大している一方で、期間は短縮される傾向にあり、品質の作り込みが大変困難となっている。そこで我々研究員は、工数削減、品質向上を目的としたテストの自動化にテーマを絞り、各種文献やセミナーへの参加を通して自動化テストに対する調査を行った。そして、「スモークテストの自動化は効果的である」という調査情報を基にスモークテストに対して自動化テストツールの適用を試みたところ、ツールを適用しなかった場合と比較して、工数削減を実現することができた。