4 件の資料が見つかりました。
ダウンロード数: 406回
SQuBOK分類 :
執筆者 :
柏原 一雄(㈱デンソークリエイト)
、岡本 晃(農中情報システム㈱)
、鈴木 裕一郎(㈱日立製作所)
、田村 光義(サイバートラスト㈱)
、東久保 理江子(アンリツ㈱)
、保栖 真輝(日本電子㈱)
、細川 宣啓(日本アイ・ビー・エム㈱)
、永田 敦(ソニー㈱)
紹介文 :
ソフトウェア開発における欠陥の情報は,多くの組織で蓄積されている.
混入し得る欠陥を予測し,欠陥の混入・流出を防止するためには,この蓄積された欠陥情報を活用することが不可欠である.
本研究では,欠陥の混入を予測するためには,欠陥が混入するメカニズムを理解し,欠陥を引き起こす要因を検知する必要があるということに着目し,その方法を検討した.
本発表では,欠陥の予測を目的とした,欠陥混入メカニズムのモデリング手法と欠陥データベースの構築・利用手法を提案する.
ソフトウェア開発における欠陥の情報は,多くの組織で蓄積されている.
混入し得る欠陥を予測し,欠陥の混入・流出を防止するためには,この蓄積された欠陥情報を活用することが不可欠である.
本研究では,欠陥の混入を予測するためには,欠陥が混入するメカニズムを理解し,欠陥を引き起こす要因を検知する必要があるということに着目し,その方法を検討した.
本発表では,欠陥の予測を目的とした,欠陥混入メカニズムのモデリング手法と欠陥データベースの構築・利用手法を提案する.
ダウンロード数: 279回
SQuBOK分類 :
紹介文 :
ソフトウェア開発の現場では、「障害票」の情報を共有して不具合の再発予防対策を立案する際に、対策が効かず同種の欠陥が混入されて、不具合を再発させてしまうことがある。
多くの欠陥は、混入要因として「個人に依存した要因」と「集団に起因した要因」に分類を行うことができる。しかしながら、不具合発生の瞬間を記載した「障害票」情報を基に分析を行うため、「障害票」に記載されない背景に潜む「集団に起因した要因」を把握することができず、「個人に依存した要因」に着目した再発予防対策を立案するため、対策として不十分であり、同種の不具合を再発させていると、我々は考えた。
本研究では、欠陥混入の背景となる「プロジェクトの体制や環境である周囲の状況」を「環境要因」と定義し、欠陥情報に「環境要因」の情報を付加して蓄積、情報共有することを提案して、その有効性を確認した。
この取り組みにより、欠陥が混入するメカニズムを理解することを促し、視点を拡げた有効な再発予防対策を立案できることが期待できる。組織として「欠陥情報」を価値あるものとするために必要なアプローチを提唱する。
ソフトウェア開発の現場では、「障害票」の情報を共有して不具合の再発予防対策を立案する際に、対策が効かず同種の欠陥が混入されて、不具合を再発させてしまうことがある。
多くの欠陥は、混入要因として「個人に依存した要因」と「集団に起因した要因」に分類を行うことができる。しかしながら、不具合発生の瞬間を記載した「障害票」情報を基に分析を行うため、「障害票」に記載されない背景に潜む「集団に起因した要因」を把握することができず、「個人に依存した要因」に着目した再発予防対策を立案するため、対策として不十分であり、同種の不具合を再発させていると、我々は考えた。
本研究では、欠陥混入の背景となる「プロジェクトの体制や環境である周囲の状況」を「環境要因」と定義し、欠陥情報に「環境要因」の情報を付加して蓄積、情報共有することを提案して、その有効性を確認した。
この取り組みにより、欠陥が混入するメカニズムを理解することを促し、視点を拡げた有効な再発予防対策を立案できることが期待できる。組織として「欠陥情報」を価値あるものとするために必要なアプローチを提唱する。
ダウンロード数: 265回
SQuBOK分類 :
紹介文 :
ソフトウェアのメンテナンスフェーズを対象とした欠陥の分析や予測は、新規開発と並んで重要である。また、現状のメンテナンスフェーズにおける品質関連の研究の多くは、残存欠陥の「数」に着目したものである。
我々は、残存欠陥の検知数には何らかの周期的な変動があり、その変動要因を知ることができればソフトウェア欠陥の発生傾向の分析や予測につなげることが出来るのではないかと考えた。しかし、それを裏付けるような研究は行われていなかった。
そこで我々は、実際のプロジェクトにおける欠陥検知数の特徴的な変動から周期を検出し、それに基づく要因分析を行うことによって、ソフトウェア欠陥の発生傾向の分析や予測を可能にする手法である「CDAM(Cyclic Defect Analysis Method)」を考えた。
本発表では、CDAMの詳細について実例を交えながら報告する。その上で、欠陥検知の周期性と変動要因を認知することで可能になる、ソフトウェアの品質向上のためのアプローチを提案する。
ソフトウェアのメンテナンスフェーズを対象とした欠陥の分析や予測は、新規開発と並んで重要である。また、現状のメンテナンスフェーズにおける品質関連の研究の多くは、残存欠陥の「数」に着目したものである。
我々は、残存欠陥の検知数には何らかの周期的な変動があり、その変動要因を知ることができればソフトウェア欠陥の発生傾向の分析や予測につなげることが出来るのではないかと考えた。しかし、それを裏付けるような研究は行われていなかった。
そこで我々は、実際のプロジェクトにおける欠陥検知数の特徴的な変動から周期を検出し、それに基づく要因分析を行うことによって、ソフトウェア欠陥の発生傾向の分析や予測を可能にする手法である「CDAM(Cyclic Defect Analysis Method)」を考えた。
本発表では、CDAMの詳細について実例を交えながら報告する。その上で、欠陥検知の周期性と変動要因を認知することで可能になる、ソフトウェアの品質向上のためのアプローチを提案する。
ダウンロード数: 200回
SQuBOK分類 :
紹介文 :
企業のソフトウェア開発現場では、ある一定の品質管理基準を設けて達成すべき品質目標に向けて改善を行うことが一般的である。
しかしながら、基準達成を阻害するソフトウェア欠陥に対しては、何が欠陥であるか欠陥でないかの基準や回避方法が明確に示されないことも多く、品質の確保や改善を難しくしている現実がある。
本研究では、欠陥の定義を明確化するための特性として「基本特性」、また欠陥が混入してから獲得した性質を「混入特性」として整理した「欠陥特性」を提案する。
こうした欠陥が本来持つ性質を正確に定義し、それを踏まえた上での改善活動は、概念だけで語られるような議論を抑制し、現場の実態にあった適切な活動につながることが期待できる。
欠陥特性の有効性検証として、欠陥に対する認識共有の改善と、特性を利用した改善施策の評価を行った結果、提案する欠陥特性の有効性を確認した。本発表では、抽象的な概念である欠陥特性に対してなるべく具体的な事例と、従来の欠陥分類法とのアプローチの違いについて説明する。
企業のソフトウェア開発現場では、ある一定の品質管理基準を設けて達成すべき品質目標に向けて改善を行うことが一般的である。
しかしながら、基準達成を阻害するソフトウェア欠陥に対しては、何が欠陥であるか欠陥でないかの基準や回避方法が明確に示されないことも多く、品質の確保や改善を難しくしている現実がある。
本研究では、欠陥の定義を明確化するための特性として「基本特性」、また欠陥が混入してから獲得した性質を「混入特性」として整理した「欠陥特性」を提案する。
こうした欠陥が本来持つ性質を正確に定義し、それを踏まえた上での改善活動は、概念だけで語られるような議論を抑制し、現場の実態にあった適切な活動につながることが期待できる。
欠陥特性の有効性検証として、欠陥に対する認識共有の改善と、特性を利用した改善施策の評価を行った結果、提案する欠陥特性の有効性を確認した。本発表では、抽象的な概念である欠陥特性に対してなるべく具体的な事例と、従来の欠陥分類法とのアプローチの違いについて説明する。