キーワード検索


 2001年    2002年    2003年
 2004年    2005年    2006年
 2007年    2008年    2009年
 2010年    2011年    2012年
 2013年    2014年    2015年
 2016年    2017年    2018年
 2019年    2020年  
1 件の資料が見つかりました。
ダウンロード数: 867回
SQuBOK分類 :
年度 : 2018年   分科会 :
紹介文 :
JAXAでは、新規のシステムを開発する際、ソフトウェアの要求定義や設計段階で、要求の抽出や設計のレビュー、試験ケースの網羅性向上、運用への制約を抽出するためにFMEA(故障モードと影響解析)を行っている。FMEAの効果を向上させるためには、一般的に「故障モード」を如何に網羅的に導出するかと、システムへの影響が大きい「故障」を洗い出せるかが重要である。一方、ソフトウェアの製品としての特性からFMEAを適用する際、下記の課題が発生していた。

課題①:ソフトウェアへFMEAを適用する単位は抽象的なアイテムになるため、ソフトウェアの「故障(求められる機能を遂行できない)」を発想する難易度が高い。
課題②:ソフトウェアは、システムの利用や運用状況を分析して製作されるため、アイテム(機能等)の特性に合わせた上位システムへの影響を分析する難易度が高い。

本発表では、分析フレームワークで技術者の思考を段階的に誘導し、GSN(Goal Structuring Notation)とESD(Event Sequence Diagram)のビューによるレビューを行う方法で解決を試みた結果を説明する。
↑