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23 件の資料が見つかりました。
ダウンロード数: 265回
SQuBOK分類 :
年度 : 2018年   分科会 : 2017年度第5分科会
紹介文 :
ソフトウェアのメンテナンスフェーズを対象とした欠陥の分析や予測は、新規開発と並んで重要である。また、現状のメンテナンスフェーズにおける品質関連の研究の多くは、残存欠陥の「数」に着目したものである。

我々は、残存欠陥の検知数には何らかの周期的な変動があり、その変動要因を知ることができればソフトウェア欠陥の発生傾向の分析や予測につなげることが出来るのではないかと考えた。しかし、それを裏付けるような研究は行われていなかった。

そこで我々は、実際のプロジェクトにおける欠陥検知数の特徴的な変動から周期を検出し、それに基づく要因分析を行うことによって、ソフトウェア欠陥の発生傾向の分析や予測を可能にする手法である「CDAM(Cyclic Defect Analysis Method)」を考えた。

本発表では、CDAMの詳細について実例を交えながら報告する。その上で、欠陥検知の周期性と変動要因を認知することで可能になる、ソフトウェアの品質向上のためのアプローチを提案する。
ダウンロード数: 263回
SQuBOK分類 :
年度 : 2018年   分科会 :
紹介文 :
弊社では、大小さまざまな種類のサービスが急激な拡大や変化を繰り返しており、またその運用フェーズでは恒常的なエンハンスが発生し、それに対しての品質保証(QA)業務が発生している。そのようなサービスの急激な拡大・変化に伴い、QA業務を担う我々の部門の人員も急速に増加している。
そして、それら人員の多くは、テストベンダから派遣されたメンバで構成されており、またプロパーのメンバはそのようなQAメンバのマネジメントが業務の一定の割合を占めている。そのようなテストベンダからの急速な人員増加に伴い、技術・マネジメント領域を問わず様々な問題が発生するようになった。

本取り組みではマネジメント領域に焦点を当て、QA業務とQAメンバのスキルがマッチしない問題やQAメンバのモチベーションに関する問題を取り上げ、その解決のためにまずQAメンバのスキルレベルをテスティングロールとして定義した。この定義において、テスト業務を遂行する上で必要な業務要素をテスト技術・マネジメント技術の両面から洗出し、4つの技術領域の枠組みを定め、その枠組で業務要素を整理した。次に、テスティングロールに基づきQAメンバのアサイン・QAメンバのモチベーションという観点で活用法を検討し、実際に2年以上の運用を行った。

本発表では、以上の取り組みに加えて、2年以上の運用を経たテスティングロールの有効性を評価するために実施したアンケートの結果についても報告する。
ダウンロード数: 257回
SQuBOK分類 :
年度 : 2018年   分科会 :
紹介文 :
ソフトウェア開発で行われるようなプロジェクトの完遂までに生じる諸問題を検討するタイプの会議を対象として考える。ステークホルダーは会議を開き、議論を通して現状を認識し、問題に対する合意形成を行う。

しかし、我々はその会議において参加者は想起した自分の意見を必ずしもすべて発言という形で表出しないのではないかと考える。例えば会議中に持っていたものの結局発言されなかった意見や会議終了後に思いついた意見など、それらの意見は発言を記録する議事録には記録されていない。しかしその発言されなかった想起のもととなった意見や疑問も消えてしまったと考える理由はない。いつかもう一度想起されて表に出てくる可能性がある。次の会議か次の次の会議かもしかして成果物が出来上がってなにか問題が発生してから思い出されるその意見は、時間やコストを消費し、成果物の機能や特性に影響を及ぼすものであったかも知れない。

記録されなかったために問題として認識されず、議論もされなかったために問題は潜在化したままになったのである。我々はこの問題を解消するためには、まず会議で参加者が想起した意見をそのタイミングで収集して記録する必要があると考える。我々はMinute Paperと呼ばれる質問紙でそのような意見が記録できるか実験を通して確認し、それをフィードバックすることで今後の議論に含めることができるか検証した。
   

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