併設チュートリアル 実施テーマ・講演者紹介
併設チュートリアル1
基本から学ぶテスト戦略
西 康晴 氏
電気通信大学
情報学専攻 経営・社会情報学プログラム
講師
情報学専攻 経営・社会情報学プログラム
講師
概要
「テスト戦略が大事」とよく言われますが、そもそもテスト戦略とは一体どのようなものでしょう。テスト設計とは違うのでしょうか?テスト計画とは違うのでしょうか?テスト戦略を立てると、何が嬉しいのでしょうか?
個別最適で行き当たりばったりのテストから、全体像をきちんと把握した包括的なテスト、ひいては品質の保証に進化させるためには、テスト戦略が必要です。本チュートリアルでは、テスト戦略の基本的な考え方、テスト戦略を構成する二つの技術であるテスト(要求)分析とテストアーキテクチャ設計、テスト自動化、テストタイプとテストレベル、記述的テストと探索的テスト、代表的なテスト観点などについて概説します。
● 定員
なし西 康晴 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
財団法人日本科学技術連盟ソフトウェア品質委員会(SQiP)副委員長、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)理事長、国際規格ISO/IEC JTC1/SC7/WG26(ソフトウェアテスト・ISO/IEC/IEEE29119)・SC7-SC42/JWG2(AIベースシステムのテスト)両国内委員会主査、AIプロダクト品質保証コンソーシアム(QA4AI)運営委員長などを務める。電気通信大学にてソフトウェアのテストや品質保証、特に自動車OEMやサプライヤ、車載系ソフトハウスにおける次世代品質保証、アジャイル開発における品質管理、開発組織の品質経営、サービス産業における品質などについて研究や教育、コンサルティングを行う傍ら、テストのビジョナリーとして「現場に笑顔を」をキーワードに飛び回っている。
併設チュートリアル2
CEGTest用いた原因結果グラフの実践
秋山 浩一 氏
株式会社日本ウィルテックソリューション
事業監査部・IT コンサルタント
事業監査部・IT コンサルタント
概要
デシジョンテーブル(以下DTと略す)を作っても、仕様変更や、テスト条件の追加・削除によってDTの作り直しが発生し、多大な無駄が発生することがよくあります。
本チュートリアルでは、原因結果グラフというテスト技法を用いてDTの作成を自動化する方法を座学とツール演習により学びます。
一般に原因結果グラフは難しいテスト技法といわれていますが、本チュートリアルでは、初心者を対象としてAND/ORから丁寧に講義します。また、面倒な作業はCEGTestというフリーのツールを用いますので、実業務に明日から活用できます。また、原因結果グラフは同値分割法やクラシフィケーションツリーの概念を包含していますのでそれらのテスト技法も本チュートリアルで習得することができます。
● 定員
なし秋山 浩一 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
大手事務機器メーカーにて、ソフトウェア評価技術開発(自動化、評価法の研究開発)と品質保証を推進し、その後、ソフトウェアテスト および品質コンサルタントを6年行い、2021年よりSIerにてCMMIの推進を担当し、2022年にレベル4を獲得した。現在は引き続きプロセス改善を推進している。研究論文や著書
著書に、『ソフトウェアテストHAYST法入門』、『ソフトウェアテスト技法ドリル』、『事例とツールで学ぶHAYST 法』、『ソフトウェアテスト講義ノオト』共著に、『ソフトウェアテスト入門』、『SECBOOKS 高信頼化ソフトウェアのための開発手法ガイドブック』、『はじめてのD-Case』、『IT業界の病理学』
共訳に、『基本から学ぶソフトウェアテスト』、『ソフトウェアテスト293の鉄則』、『ソフトウェアテストの基礎:ISTQBシラバス準拠』
その他(学位、表彰、学会活動、その他の特記事項)
博士(工学) 信頼性情報システム工学日経品質管理文献賞(2008年)
NPO 法人ソフトウェアテスト技術振興協会理事、日本ソフトウェアテスト技術者資格認定委員会(JSTQB)ステアリング委員、品質工学会正会員、日本品質管理学会正会員、情報処理学会正会員
併設チュートリアル3
(ChatGPT時代の)AI品質のはじめかた
石川 冬樹 氏
国立情報学研究所
アーキテクチャ科学研究系・准教授
先端ソフトウェア工学・国際研究センター・副センター長
アーキテクチャ科学研究系・准教授
先端ソフトウェア工学・国際研究センター・副センター長
概要
5年ほど前から、機械学習技術を用いたAIプロダクト・サービスへの取り組みがより広く行われるようになっています。本チュートリアルでは、ソフトウェア品質の専門家が、これからAIプロダクト・サービスの品質に取り組む最初の一歩となるガイドを提供します。機械学習によるAIの特性や必要な知識を理解し、最低限の知識を身につけるとともに、簡単な演習・体験に取り組みます。また急速に進化しているChatGPTなど生成系AIについても、その品質をどのようにとらえるかという観点から議論します。
● 定員
なし● 参加者へのお願い
Webブラウザ上でする、オンラインホワイトボードMiro、オンラインコード実行環境Google Colaboratoryによる簡単なデモ、演習を行います。特にGoogleの方は企業環境でのアクセス可否をご確認ください。ただし、Googleの方は、デモを見ていただくことを中心とし、ご自身でプログラムを書き換えて試すことは必須とはしない予定です。石川 冬樹 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
ソフトウェア工学、特に安全性・信頼性を中心とした品質技術に関する研究に従事。近年では、自動運転システムやAIシステムを対象としたテスト自動生成、欠陥分析、自動修正、形式検証などに関する研究に注力。研究論文や著書
「機械学習工学」(講談社、編集・著)。テスト技術や信頼性工学、形式手法等のソフトウェア品質に関する国際会議を中心に論文多数。その他(学位、表彰、学会活動、その他の特記事項)
博士(情報理工学、東京大学)。2020年IPSJ/IEEE Computer Society Young Researcher Award。
併設チュートリアル4
ソフトウェアプロセス改善
小笠原 秀人 氏
千葉工業大学
社会システム科学部 プロジェクトマネジメント学科
教授
社会システム科学部 プロジェクトマネジメント学科
教授
概要
近年、開発現場では新たな開発手法やプロセスに取り組むことが求められることも多いです。そこで、プロジェクトや組織でのプロセス改善活動をより効率的・効果的に実践する必要性が高まっています。本チュートリアルでは、プロセス改善活動の必要性を知り、ソフトウェアのプロセス改善に関する基本的な型を踏まえたうえで、各現場の状況に応じて応用・ 工夫して、自律的に活動できるための基本を学んでいただきます。具体的には、プロセス改善活動は、人の改善(スキル向上、役割の明確化)、手法と手順の改善、ツールによる改善の3つを常に意識して実践することを理解したうえで、現状の問題点から課題を絞り込み、改善活動を推進するというプロセス改善活動の基本を習得していただきます。
● 定員
なし小笠原 秀人 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
1990年4月、株式会社東芝に入社。入社以来、ソフトウェア生産技術(メトリクス活用、不具合管理、静的解析、テスト設計/管理、プロセス改善など)に関する研究・開発およびそれらの技術の推進・展開活動に従事。東芝に在籍中の2011年12月に、電気通信大学情報システム学研究科 社会知能情報学専攻 博士課程 を修了し、博士(工学)を取得。 2018年3月に東芝を退社し、4月から千葉工業大学 社会システム科学部 プロジェクトマネジメント学科に教授として着任。研究論文や著書
[1] ソフトウェア現場力ハンドブック, オーム社, 2009/04(共著)[2] テストケースのクラスタリングと0-1計画モデルを組み合わせた回帰テストの効率化, ソフトウェア工学の基礎研究会XXI(FOSE2014), 2014(共著)
[3] P2Mを活用したプロセス改善活動推進フレームワークの提案, 国際P2M学会研究発表 大会予稿集, 2020/10(共著)
[4] テスト設計手法PROST!, 第10回情報科学技術フォーラム(FIT2011), 2011(共著)
[5] 大規模組織におけるソフトウェアプロセス改善活動の適用評価―10年間の実践に基 づく考察, 情報処理学会論文誌, Vol.51, No.9, 2010/09/01(共著)
その他(学位、表彰、学会活動、その他の特記事項)
■所属学会電子情報通信学会、情報処理学会、プロジェクトマネジメント学会、日本ソフトウェア科学会、国際P2M学会、日本信頼性学会、日本医療教授システム学会
■協会
ソフトウェア技術者協会、日本SPIコンソーシアム、派生開発推進協議会、
ソフトウェア・メインテナンス研究会
併設チュートリアル5
エンジニアのためのデザイン思考入門
角 征典 氏
ワイクル株式会社 代表取締役
東京工業大学 環境・社会理工学院 特任講師
東京工業大学 環境・社会理工学院 特任講師
概要
本チュートリアルは、東京工業大学で2015年から実施されている「エンジニアリング・デザイン・プロジェクト」と書籍『エンジニアのためのデザイン思考入門』のエッセンスを凝縮したものです。本チュートリアルに参加すれば、デザイン思考の基本的な内容を身につけることができます。また、ユーザーリサーチからアイデアの創出までの一連の流れを体験することができます。元々は工学系の学生向けに調整された内容ですので、エンジニアの方にも理解しやすいものになっていると思います。お気軽にご参加ください。
● 定員
なし● 参加者へのお願い
Miroを使用しますので、事前にアクセス可能かどうかをご確認ください角 征典 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
アジャイル開発やリーンスタートアップに関する書籍の翻訳を数多く担当し、それらの手法を企業に導入するコンサルティングに従事。大学では、企業と連携したPBL型講義「エンジニアリングデザインプロジェクト」を共同で担当。研究論文や著書
主な訳書に『リーダブルコード』(オライリー・ジャパン)、『エクストリームプログラミング』(オーム社)、『Clean Craftsmanship』(KADOKAWA)、『モダン・ソフトウェアエンジニアリング』(翔泳社)、『図解リーンスタートアップ成長戦略』(日経BP社)、『プロダクトリサーチ・ルールズ』(BNN)、共著書に『エンジニアのためのデザイン思考入門』(翔泳社)がある。
併設チュートリアル6
レガシー・モダナイゼーションの新潮流
– 技術的負債と経年劣化
細川 宣啓 氏
日本アイビーエム株式会社
東京基礎研究所 メインフレーム・モダナイゼーション部長
東京基礎研究所 メインフレーム・モダナイゼーション部長
概要
80年代から開発され続けるCOBOLや、2000年前後に興隆したJava等について、20~30年経過した現在、「モダナイゼーション」技術に注目が集まっています。長年、増改築を続け、利用されたシステムに対し、クラウド他への基盤移行や、夜間バッチの急激な廃止など、様々な移行技術を流行として扱うこの分野ですが、本当に安全なモダナイゼーションは実現できるのでしょうか?また、仮に実現できたとしても、今後10年後に現在と同じ状況にならないのでしょうか。本チュートリアルでは、ITシステムの保守の歴史、言語の歴史、開発や設計の歴史を概観しながら、システム経年劣化や現代の開発技術者が考慮すべきことを考察します。
● 定員
なし細川 宣啓 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
ソフトウェア欠陥の研究者。1992年日本アイビーエム株式会社にSEとして入社。2000年より同社品質保証部にてレビューを専門に行う「Quality Inspection』チームを設立。 2005年より同社にて Capers Jones, Stephen H. Kanに師事。定量メトリクス測定、品質工学、ソフトウェア工学を学ぶ。 現在同社東京基礎研究所にてソフトウェア工学の応用研究を行う傍ら、品質検査技術、品質検査ツールの開発を行いながら、ソフトウェア欠陥の研究に従事する。
研究論文や著書
*A Survey of Software Quality for Machine Learning Applications. INSPEC Accession Number: 17936068*Semantic Analysis Technique of logics Retrieval for Software Testing from Specification Document.
*“Smoke Sensor System”としてのQuality Inspectionの適用事例: NII論文 ID:130006999921
*要求仕様書にみられる欠陥の関連性: https://doi.org/10.14914/spm.2005.Autumn.0_241
*ソフトウェアテストプレス vol2,3,7,9,10号記事
その他(学位、表彰、学会活動、その他の特記事項)
- IEEEAssociateMember
- 経済産業省IPA/SEC価値指向マネジメントワーキンググループメンバー。
- 早稲田大学 情報理工学部 非常勤講師。
- ISO/IEC JTC-1 SC42 WG4 Secretary.
併設チュートリアル7
新規ビジネス創造/DX推進のためのアジャイル導入ポイント
前川 直也 氏
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
Deloitte dX Garage / シニアスペシャリストリード
Deloitte dX Garage / シニアスペシャリストリード
江原 悠 氏
Deloitte dX Garage / プロダクトビジネスマネージャ
概要
新規ビジネス創造や、DX推進の場面で「アジャイルを活用すべし!」といわれることが増えてきました。
もちろん実装検証のためのアジャイル開発での活用も考えられますが、そもそも、目指すべき価値を描いたうえで、チームとして短いサイクルで動くものを作り実証することで、できる限り早い段階で価値をカタチにするというアジャイルは、単なる実証検証だけでなく推進活動全体で活用することができます。
本チュートリアルでは、WhyとWhatをより明確にすることで、アジャイル導入の効果をよりアップするポイントについて、ワークも使いながらご体験いただき、新規ビジネスやDXでの価値創造のための活用法をお伝えします。
ソフトウェアエンジニアの方だけでなく、企画部門、品質保証部門の方など、ご担当は問わず、気軽にご参加いただける内容になっています。
● 定員
なし● 参加者へのお願い
Webブラウザ上でする、オンラインホワイトボードMiro、オンラインコード実行環境Google Colaboratoryによる簡単なデモ、演習を行います。特にGoogleの方は企業環境でのアクセス可否をご確認ください。ただし、Googleの方は、デモを見ていただくことを中心とし、ご自身でプログラムを書き換えて試すことは必須とはしない予定です。前川 直也 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
国内大手メーカーでAV機器での大規模組込みアジャイル開発を実現させたのち、組込み系ソフトウェア企業にてアジャイルをベースにした組織改革や、新規ビジネスモデルでのアジャイル開発を実践。現在は、デロイトトーマツコンサルティングにて、新規事業創造・DX推進のための伴走支援サービスを展開中。アジャイル普及のため、企業や団体、大学でのアジャイルセミナー・ワークショップも継続的に実施している。
研究論文や著書
わかりやすいアジャイル開発の教科書(共著:SBクリエイティブ)システム開発現場のファシリテーション(共著:技術評論社)
これだけは知っておきたい組込みシステムの設計手法(共著:技術評論社)
その他(学位、表彰、学会活動、その他の特記事項)
EdgeTech+ West カンファレンス委員/アジャイル経営カンファレンス 実行委員江原 悠 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
Webアプリ/iOSアプリ開発のエンジニアとして活動したのち、デロイトトーマツコンサルティングにてエンジニアだけではなくシステム導入案件のプロジェクトマネージャーやマネージドサービス立ち上げなど、プロダクト開発に関わる様々なロールで活動。エンジニアとしてのAgile開発経験を活かし、大手保険会社向けにAgileエバンジェリストとしてAgile組織変革案件に従事。開発現場でのコーチングや人財育成トレーニングを提供すると共にAgile CoE設立、生産性向上を目標としたテクノロジー支援など、Agile組織化を全方向的に支援。
現在自身の知見を生かし、新規事業開発・DX推進等、企業の新しい取り組みに対する伴走支援サービスを展開中。
その他(学位、表彰、学会活動、その他の特記事項)
Certified Scrum Master ® (Scrum Alliance)Certified Scrum Product Owner ® (Scrum Alliance)
Certified SAFe ® 4 Agilist (Scaled Agile Inc)
併設チュートリアル8
「なぜ計測が難しいのか」から考えるソフトウェアメトリクス
森崎 修司 氏
名古屋大学
大学院情報学研究科
准教授
大学院情報学研究科
准教授
概要
ソフトウェアメトリクスは、プロダクト、プロセス、開発や運用の状況を数値化することで、開発の様子を簡単に把握できるようにします。しかし、精緻に数値化できる対象とそうでない対象があり注意が必要です。たとえば、プロセス実施の所要時間は精緻に計測できますが、プロセス実施の品質を精緻に計測することはそれほど簡単ではありません。本チュートリアルでは、これまでに使われている古典的メトリクスからアジャイルメトリクスまで様々なメトリクスを紹介し、計測対象であるプロダクト、プロセス、開発や運用の状況が計測しやすいかどうかを構成概念、対策のとりやすさ(actionable)、頑健性(誤認や虚偽報告のしづらさ)といった側面で分類します。その上で、適切な計測対象の選択方法、計測方法、注意点を解説します。その具体的事例として、バグキャッシュ、設計での手戻りの種類、要求に対するQ&Aの種類と数、レビューによる修正コスト低減、バージョン管理システムから得たコード行数の遷移といった事例を紹介します。これらを通じて、メトリクスをよりうまく活用するためのきっかけとしたり、製品(ハードウェア)の品質保証における計測や計測対象とソフトウェアにおけるそれらとの違いを明らかにしたりすることを目指します。
● 定員
なし森崎 修司 氏
業務上の経験や研究を主とした経歴
奈良先端科学技術大学院大学で博士(工学)を取得後、通信事業者にてオンラインストレージサービスの企画・開発に従事し、2013年10月より現職。実証的ソフトウェア工学、ソフトウェア計測の研究に従事。独立行政法人 情報処理推進機構の「つながる世界の品質指針検討ワーキング・グループ」をはじめ3つのワーキング・グループの主査を務める。国内外のソフトウェア開発に携わる社会人をはじめ15名の博士の学位取得の支援や審査に従事。ITmediaオルタナティブブログ 森崎 修司の「どうやってはかるの?」執筆中。研究論文や著書
● 著書
単著,間違いだらけの設計レビュー,日経BP (2013, 2015), 韓国語版2014共著,ユーザのための要件定義ガイド 第2版, 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(2019)
共著,つながる世界の品質確保に向けた手引き,独立行政法人情報処理推進機構(IPA)(2018)
共著,「つながる世界の開発指針」の実践に向けた手引き[IoT高信頼化機能編](IPA) (2017)
他 6編
● 学術論文
Y. Imanishi, K. Kumon, S. Morisaki, Identifying Defect Injection Risks from Analysis and Design Diagrams: An Industrial Case Study at Sony, Proc. of 45th International Conference on Software Engineering 2023, pp. 420-432 (2023)他 164編