欠陥検出密度・テストケース密度で評価できないインフラ構築における品質向上への取り組み
ソフトウェア品質シンポジウム2024(2024年)
インフラ構築では、ソフトウェア開発プロジェクトとは異なり、開発規模から評価測定ができないために、欠陥検出密度やテストケース密度のソフトウェア開発における品質評価方法は適用しづらい場合がある。そのため、インフラ構築ではテスト観点の網羅性確認が必須であり、これにより機能・セキュリティ・パフォーマンスの重要な要素を適切にテストし、その結果を保証できると考えている。
発表の背景として、今回リプレースを行った認証基盤はサービス利用型のため詳細な仕様は非公開であり、テスト観点の網羅性の担保が困難であった。そのため、認証基盤のインフラ観点とそれを利用する業務アプリケーションの両方の観点で、サービスを提供するビジネスパートナーの協力と、アプリケーションのリグレッションテストによりテスト観点の網羅性評価を行うことができた。
結果として本プロジェクトではリリース後の本番障害が0件であったため、1億円超のプロジェクト規模に対して「静かなリリース」として社内で高評価を得た。本発表では特にインフラ構築においての品質評価の取り組みを行っている参加者に対し、今回検討した品質評価の取り組みに十分な効果があったと評価できたため、その取り組みを紹介させていただく。
発表の背景として、今回リプレースを行った認証基盤はサービス利用型のため詳細な仕様は非公開であり、テスト観点の網羅性の担保が困難であった。そのため、認証基盤のインフラ観点とそれを利用する業務アプリケーションの両方の観点で、サービスを提供するビジネスパートナーの協力と、アプリケーションのリグレッションテストによりテスト観点の網羅性評価を行うことができた。
結果として本プロジェクトではリリース後の本番障害が0件であったため、1億円超のプロジェクト規模に対して「静かなリリース」として社内で高評価を得た。本発表では特にインフラ構築においての品質評価の取り組みを行っている参加者に対し、今回検討した品質評価の取り組みに十分な効果があったと評価できたため、その取り組みを紹介させていただく。