SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
ソフトウェア品質管理にお役立てください。

スピード感と品質を両立したアジャイル開発に対応する品質マネジメントシステムとは ~テスト設計方針を組み込んだ完成の定義と品質技術者の導入~

ソフトウェア品質シンポジウム2024(2024年)

ビジネスとしての不確実性が高い現在のDX事業環境下では、価値創出のサイクルを素早く回し、テスト&ラーンを繰り返しながら、顧客要求を探し当てる必要がある。この実現のため、ソフトウェア開発において、アジャイル開発の適用が不可欠となっている。しかしながら、日本においてアジャイル開発が普及途上という事情も影響し、アジャイル開発で確実に品質を確保することに不安があるのは事実である。一方、既存ビジネスにおいては、ISO9001認証取得により、提供する製品・サービスの品質に一定の信頼感を得ることが定着している。以上の状況を踏まえ、本活動の目標を以下のように設定した。
・アジャイル開発のスピード感と品質確保を両立するとともに、そのアジャイル開発に対応した品質マネジメントシステムを構築し、ISO9001の認証取得を目指す