小規模ソフトウェア開発における品質・生産性向上のための定量分析
ソフトウェア品質シンポジウム2023(2023年)
ウォーターフォール型ソフトウェア開発における品質の向上に関わる要因として、弊社では過去の分析結果により、上工程バグ数/KL、上工程バグ摘出率、テスト工程バグ数/KLなどを挙げていた。また、品質良否を分ける第一要因は開発規模であり、小規模開発であれば出荷後品質はほぼ良好であることも示されていた。ただし、小規模開発において品質管理が不要というわけではなく、適切な品質管理を行う必要がある。しかし、小規模開発に対象を絞った品質分析の知見は十分に示されておらず、品質管理の効果が明確になっていないという課題がある。加えて、小規模開発は生産性が低い傾向がみられる。これらのことから、小規模開発の領域にて定量的な分析を行い、品質を確保する方法や、生産性を高める知見を提示することは重要であると考えている。
本研究では、ウォーターフォール型の小規模ソフトウェア開発を対象に、品質に関する定量分析を行った結果を報告する。解決のため出荷前のバグ状況による品質分析を行い、従来の品質管理を適用するための制限と効果を確認した。本発表にて、小規模ソフトウェア開発における品質管理方法を提案する。
本研究では、ウォーターフォール型の小規模ソフトウェア開発を対象に、品質に関する定量分析を行った結果を報告する。解決のため出荷前のバグ状況による品質分析を行い、従来の品質管理を適用するための制限と効果を確認した。本発表にて、小規模ソフトウェア開発における品質管理方法を提案する。