探索的テストを効果的に行うための留意点のパターン化
ソフトウェア品質シンポジウム2022(2022年)
執筆者:
飯沼 真一 (㈱AGEST)
ソフトウェア開発の現場では、アプリ品質が問題となることが多い。そのような場合に探索的テストが導入できれば、運用にかかわるような重大な不具合の検出やテスト対象アプリケーションの弱点強化に一定の効果が期待できる。探索的テストで効果を出すには、テスト対象に関する知識とテスト経験が必要なため、熟練テスト設計者が担うことが多い。
近年、多重請負構造で熟練テスト設計者が抱える開発案件が増加したため、十分な探索的テストを担うことが難しくなった。探索的テストはその特徴から採用されることが多くなってきているが、それを担う熟練テスト設計者は不足しているのが現状である。
本研究では探索的テストの実施者不足に着目し、中堅テスト設計者が探索的テストを失敗することなく効果的に実行するための留意点が必要と考え、筆者の探索的テストの実施経験における成功事例と失敗事例からエッセンスを抽出し、それを「探索的テストパターン」として形式知化した。ここでいう中堅テスト設計者とは、探索的テストを担当できるスキルと経験を有する者である。
本発表ではパターンについて経験豊富な熟練テスト設計者へアンケートとヒアリングを行い、色々なアドバイスをもらって中堅テスト設計者へ適用した結果とその後にブラッシュアップしたパターンを紹介する。このパターンを中堅テスト設計者が活用することにより、探索的テストの実施者不足の解消の目処を付けることができた。
近年、多重請負構造で熟練テスト設計者が抱える開発案件が増加したため、十分な探索的テストを担うことが難しくなった。探索的テストはその特徴から採用されることが多くなってきているが、それを担う熟練テスト設計者は不足しているのが現状である。
本研究では探索的テストの実施者不足に着目し、中堅テスト設計者が探索的テストを失敗することなく効果的に実行するための留意点が必要と考え、筆者の探索的テストの実施経験における成功事例と失敗事例からエッセンスを抽出し、それを「探索的テストパターン」として形式知化した。ここでいう中堅テスト設計者とは、探索的テストを担当できるスキルと経験を有する者である。
本発表ではパターンについて経験豊富な熟練テスト設計者へアンケートとヒアリングを行い、色々なアドバイスをもらって中堅テスト設計者へ適用した結果とその後にブラッシュアップしたパターンを紹介する。このパターンを中堅テスト設計者が活用することにより、探索的テストの実施者不足の解消の目処を付けることができた。