リスクベースアプローチの変更管理による安定したITサービスの提供
ソフトウェア品質シンポジウム2022(2022年)
2018年からITILの変更実現プロセスをリスクベースアプローチで試行した。この取り組みの結果、システム変更作業の成功率が年々上昇し、2021年度には99.99%となった。
リスクベースアプローチの変更実現とは、システム変更が失敗した際のインパクトと失敗する可能性を鑑みて変更申請毎のリスクレベルを決定し、リスクレベルごとに審議の重みづけを変えるものである。
以下の課題を認識したため、解決策としてリスクベースアプローチを採用した。
① 過去10年で契約件数が10倍と急成長したことに伴い、急ごしらえでシステム対応をした。工期が優先された結果、システム構成が複雑化した
② その結果、システム変更の回数が増加した
③ デリバリーが優先され、変更実現等の管理に人手が割けない
発表では、以下の内容を紹介したい。
・リスクベースアプローチの変更実現のリスク判断要素である「リスクの発現可能性」と「リスクの影響度」の具体的内容
・リスクベースアプローチの変更実現の審議プロセス
・変更失敗を防止する関連施策
本発表を通じて、システム変更に関して課題を持たれている方との情報交換、意見交換に繋がればと考える。
リスクベースアプローチの変更実現とは、システム変更が失敗した際のインパクトと失敗する可能性を鑑みて変更申請毎のリスクレベルを決定し、リスクレベルごとに審議の重みづけを変えるものである。
以下の課題を認識したため、解決策としてリスクベースアプローチを採用した。
① 過去10年で契約件数が10倍と急成長したことに伴い、急ごしらえでシステム対応をした。工期が優先された結果、システム構成が複雑化した
② その結果、システム変更の回数が増加した
③ デリバリーが優先され、変更実現等の管理に人手が割けない
発表では、以下の内容を紹介したい。
・リスクベースアプローチの変更実現のリスク判断要素である「リスクの発現可能性」と「リスクの影響度」の具体的内容
・リスクベースアプローチの変更実現の審議プロセス
・変更失敗を防止する関連施策
本発表を通じて、システム変更に関して課題を持たれている方との情報交換、意見交換に繋がればと考える。