開発者と品質保証担当者の協働によるアジャイル開発とシフトレフト~ QA to AQ の実現方法の提案と生成 AI を活用した実験 ~
ソフトウェア品質管理研究会 研究コース4「アジャイルと品質」(2023年)
執筆者:
原田 聡(コニカミノルタ株式会社) 、 大泉 博紀(NTT コミュニケーションズ株式会社) 、 芳沢 圭一(株式会社オージス総研) 、 酒井 雄太(株式会社 Wells System Design) 、 金子 敬子(三菱電機ソフトウエア株式会社)主査:
永田 敦
アジャイル開発の最大の特長は,変化への追随性や適応性,開発の迅速性である.これは,メンバー間の密な連携と「協働(コラボ)」によってもたらされるという側面が大きい.
ただ現実的には,開発者(Dev)と品質保証担当者(QA 担当者)とプロダクトオーナー(PO)のコミュニケーションのしにくさなどの原因によりコラボがうまく機能しないことも多い.
そこで我々はその現状を確認すべく,コラボの実験を行った.その結果,コラボを阻害するいくつかの問題点を見出すことができた.次に,この問題を解決する手段のひとつとして,生成 AI を活用することを考えた.そして再度実験を行ったところ,コラボが効果的に行えることが分かった.さらにそのコラボは,シフトレフトなど様々な品質向上の効果をもたらすことを確認するに至った.
ただ現実的には,開発者(Dev)と品質保証担当者(QA 担当者)とプロダクトオーナー(PO)のコミュニケーションのしにくさなどの原因によりコラボがうまく機能しないことも多い.
そこで我々はその現状を確認すべく,コラボの実験を行った.その結果,コラボを阻害するいくつかの問題点を見出すことができた.次に,この問題を解決する手段のひとつとして,生成 AI を活用することを考えた.そして再度実験を行ったところ,コラボが効果的に行えることが分かった.さらにそのコラボは,シフトレフトなど様々な品質向上の効果をもたらすことを確認するに至った.