SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
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演習コースⅡ「メトリクス演習コース」活動報告

ソフトウェア品質管理研究会 演習コースⅡ「ソフトウェアメトリクス」(2023年)

主査:

柏原 一雄

副主査:

小池 利和小室 睦
演習コースⅡ「ソフトウェアメトリクス」は、ソフトウェア品質技術の 1 つの柱とも言えるメトリクスに特化したコースである。ソフトウェアの品質保証、プロセス改善、開発力向上のためにメトリクスを活用したい方を対象にしたコースである。
メトリクス測定、データのハンドリング、分析の各種手法を網羅的に習得する。書籍「ソフトウェアメトリクス統計分析入門」に、実践→理論→考察→実践→・・・というスパイラルで、理解を深めていく有効な学び方が示されている。この考え方を参考に、本コースでは、手を動かす演習を重視してる。演習内容は、ほぼすべて講師の実践経験にもとづいたものであり、実践の疑似体験ができるようにしている。また、単なる詰め込み教育とはならないよう、学んだことを自身の職場で実践し、最終的にレポートとしてまとめことを目標にしている。
今年度も、通常参加の研究員全員が、講義・演習を通して習得した技術を実際の業務に適用し、実践テーマレポートを提出できた。研究員は、知識を得ただけでなく、学んだ技術を現場で使える状態になった。更に、分科会終了後の活動として、メンバー持ち回りで各社のメトリクスに関する事例紹介を行ったことで、様々なヒント・気づきを得ることができた。