小規模プロジェクトのマネジメントに向けたチェックリストの提案~CLASP(CheckList for Ultra-Small-Project)~
ソフトウェア品質管理研究会 研究コース1「ソフトウェアプロセス評価・改善」(2022年)
主査:
山田 淳
各研究員が所属する組織では,小規模プロジェクトはその特性(リスク)までは踏み込まず開発規模等の定量的な基準でプロジェクトの管理レベルを定めている.そのため,その特性に比べ品質保証部門(以降QA)の要求が過剰もしくは過少となりプロジェクトに開発メンバの士気低下や市場障害流出などの不都合が生じており,その解消のため小規模プロジェクトに向けた最適な管理レベルを策定する評価基準が必要である.
そこで開発プロジェクト全体の知識エリアが整理されているPMBOK(v6)を元に各研究員が保有する知見を整理した結果,小規模プロジェクト向けの最適な評価基準として「小規模プロジェクトのマネジメントに向けたチェックリスト(以降CLASP)」を考案した.過去のプロジェクト事例を用いてプロジェクト当事者およびQAで本チェックリストを試行した結果,小規模プロジェクトの特性を勘案した上で適正な管理レベルを策定するために有効であることが確認できた.
そこで開発プロジェクト全体の知識エリアが整理されているPMBOK(v6)を元に各研究員が保有する知見を整理した結果,小規模プロジェクト向けの最適な評価基準として「小規模プロジェクトのマネジメントに向けたチェックリスト(以降CLASP)」を考案した.過去のプロジェクト事例を用いてプロジェクト当事者およびQAで本チェックリストを試行した結果,小規模プロジェクトの特性を勘案した上で適正な管理レベルを策定するために有効であることが確認できた.