SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
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レビューの新たな品質メトリクス収集「エーオース(??s)法」の提案~レビュー会議の会話データを分析し,発言に関する心理的パラメータを測定~

ソフトウェア品質管理研究会 研究コース2「ソフトウェアレビュー」(2022年)

主査:

中谷 一樹

副主査:

上田 裕之安達 賢二
ソフトウェアレビューは,有識者や専門家がレビューアとなって問題指摘や指導が行われるのが一般的であるが,参加者全員で協力して欠陥検出を行うことでレビュー効果がさらに高まる.この場合,参加者間の信頼関係の構築,つまり誰もが「発言しやすい場」にすることが課題となる.そのためには,レビューにおける「発言しやすさ」を測定し改善することが必要である.そこで,新たなレビュー品質メトリクス「エーオース(??s:easy to speak)(発言しやすさ)」を提案することにした.そして実験を行い,影響を与えるパラメータを抽出することに成功した.