状態遷移モデルの一部が明示されていない場合における自動テスト生成手法の提案
ソフトウェア品質管理研究会 研究コース5「人工知能とソフトウェア品質」(2021年)
執筆者:
松尾 正裕(パナソニックITS株式会社)主査:
石川 冬樹
本研究では,昨今のソフトウェア開発における規模の増大や短納期化に対応するため,品質担保の効率化に有効である,状態遷移に関する自動テスト生成手法について提案する.状態遷移不具合は,発生させてしまうと開発に与える影響が大きいため,自動テスト生成により不具合を発見した場合の効果は大きいと考えた.継続リリースなどを理由にドキュメントの内容を最小限に留める場合を仮定して,状態遷移モデルの一部が明示されていない場合の自動テスト生成手法について検討し,実験により有効性を検証した.