リスク管理におけるEVMS手法の適用に関する提案
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発表場所 : SQiP研究会
主査 : 中條 貴幸 (NECマイクロシステム)
副主査 : 田島 理史 (インテック) 、冨士 仁(日本電信電話)
執筆者 : 北嶋 義弘(NTTコムウェア) 、中澤 岳秋(ジェックスシステムリサーチ) 、佐藤 健司(TIS) 、関根 真理子(TIS)
副主査 : 田島 理史 (インテック) 、冨士 仁(日本電信電話)
執筆者 : 北嶋 義弘(NTTコムウェア) 、中澤 岳秋(ジェックスシステムリサーチ) 、佐藤 健司(TIS) 、関根 真理子(TIS)
紹介文 :
EVMS手法をリスク管理に活用する方法の提案。リスク評価において、各リスクをコスト換算することで、EVMSと組み合わせることを可能にしている。実際のプロジェクトで活用することを想定して、シミュレーションした経過が記述されており、同様の開発形態の場合ならば活用をイメージし易いであろう。
EVMS手法をリスク管理に活用する方法の提案。リスク評価において、各リスクをコスト換算することで、EVMSと組み合わせることを可能にしている。実際のプロジェクトで活用することを想定して、シミュレーションした経過が記述されており、同様の開発形態の場合ならば活用をイメージし易いであろう。
概要 :
PMBOK(The guide to the Project Management Body of Knowledge:プロジェクトマネジメントの知識体系)[1]における進捗管理手法の一手法としてEarned Value Management System:アーンドバリュー手法(以下EVMS)が採用されている。現在は、EVMSは進捗管理ツール、リスク管理ツールとして日本のソフト開発の現場に浸透してはいない。しかし今後は、インド・中国などへの海外発注によるコスト低減が避けられない。そのような状況で、EVMSの必要性が高まっていくであろう。本論文では、まず実際のソフトウェア開発事例にEVMS適用のシュミレーションを実施し、分析する。この分析結果を踏まえ、EVMSを活用してソフトウェア開発におけるリスク管理ツールとしてどのように活用できるかについて提案する。
[1]「プロジェクトマネジメントの基礎知識体系」,(財)エンジニアリング振興協会,1997
PMBOK(The guide to the Project Management Body of Knowledge:プロジェクトマネジメントの知識体系)[1]における進捗管理手法の一手法としてEarned Value Management System:アーンドバリュー手法(以下EVMS)が採用されている。現在は、EVMSは進捗管理ツール、リスク管理ツールとして日本のソフト開発の現場に浸透してはいない。しかし今後は、インド・中国などへの海外発注によるコスト低減が避けられない。そのような状況で、EVMSの必要性が高まっていくであろう。本論文では、まず実際のソフトウェア開発事例にEVMS適用のシュミレーションを実施し、分析する。この分析結果を踏まえ、EVMSを活用してソフトウェア開発におけるリスク管理ツールとしてどのように活用できるかについて提案する。
[1]「プロジェクトマネジメントの基礎知識体系」,(財)エンジニアリング振興協会,1997