SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
ソフトウェア品質管理にお役立てください。

実務における個人のプロセス改善の試行

ソフトウェア品質管理研究会 第4分科会「プロジェクト管理技術」(2001年)

ソフトウェア技術者個人のプロセス改善である、パーソナルソフトウェアプロセス(PSP)を職場で試行的に実践した報告です。
筆者自身ではなく同僚への施行のため、導入障壁となりうう負担感や個人の意識が表れており、参考にできます。

概要:

近年、CMM に代表される組織的なプロセス改善に取り組む企業が急増している。しかし、ソフトウェア技術者個人のプロセス向上にフォーカスした改善活動の実施には至っていないのが現状である。そのため、多くのソフトウェア技術者は、「計画通りに開発したい」、「品質の高いプログラムを作りたい」と思いながら、それを実現するための方法がわからないという問題を抱えている。我々は、PSP の入門コースである『パーソナルソフトウェアプロセス入門』を参考に、ソフトウェア技術者個人のプロセス改善を実務の中に取り入れるための方法を検討した。