本当に望まれるソフトウェアを開発するためのUXD(User eXperience Design)活用検証~もし、現場の開発者が”UXデザインの教科書“を読んだら~
ソフトウェア品質管理研究会 第4分科会「ユーザエクスペリエンス(UX)」(2012年)
執筆者:
中島 千佳子(リンクレア) 、塩満 正一郎(東京海上日動システムズ) 、実 正男(三菱電機コントロールソフトウェア) 、村上 和治(東京海上日動システムズ) 、梅原 祥平(SCSK) 、清水 里美(旭化成) 、金子 真由美(SCSK) 、須藤 潤(アドバンテスト)主査:
金山 豊浩(ミツエーリンクス)
ペルソナやペーパプロトタイピングといった代表的なUser eXperience(UX)デザイン手法を組み合わせて具体的に用いた結果と、その結果から考察される効果や考慮点をまとめています。UXデザイン手法を学ぶ上でコンパクトに主要な手法がまとめられ、図解も多く役立ちます。
概要:
昨年度は「UX デザイン手法を用いた『企画品質評価』の可能性」の研究を行った。本年度は模擬的なソフトウェア開発を通じて、UX デザイン手法が品質向上に対してどのような有効性を発揮できるかの検証を行った。その結果、要件定義の段階でUX デザイン手法を実施することで、過剰な仕様や、仕様の見落としを防止できることが分かった。また、プロジェクト後半において発生することが多い仕様の変更に対しても効果が期待できることが分かった。
今回の検証結果を元に、UX デザイン手法をプロジェクトで実施することについてのメリット及びデメリットを改めて整理するとともに、デメリットを克服するための対策案についても提示した。