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ビジネスリスクに直結するレビューポイント導出方法の提案

ソフトウェア品質管理研究会 第3分科会「ソフトウェアレビュー」(2012年)

皆さんはレビューをする際にビジネスリスクを考慮してレビューをされているだろうか。我々エンジニアは顧客視点と常々意識をしているがお客様が抱えるリスクとレビュー観点が常に一致しているとは限らない。この研究ではビジネスリスクのリスクツリーを作ることにより上流段階での重大欠陥を効率的に行う提案を行っている。

概要:

ソフトウェアレビューはシステムの重大な欠陥を検出する手段として有効であるが,その欠陥が顧客のビジネスに与える影響の大きさをシステム開発者が把握することは難しい.そのため,レビューによってシステムリスクを除去できたとしても,必ずしもスポンサーの懸念するビジネスリスクを軽減できたと言い切ることはできない.そこで本研究では,ビジネスリスクからシステムリスク,レビューポイントまでの繋がりを可視化する「リスク欠陥ツリー(RDT:Risk Defect Tree)」を考案し,ビジネスリスク軽減に繋がるレビューポイントを導出するためのフレームワークを提案する.検証の結果として,フレームワークの適用により,若手でもビジネスリスクに直結する重大な欠陥を検出することが可能になるという結果が得られた.今後,他の手法と組み合わせることにより,さらに高い効果と効率が得られることが期待される.
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