KWS振り返りで得られた知識と知恵を、組織的に活用する仕組みの研究- 同じ失敗を繰り返さないために、先人の知恵と知識を先取りする仕組み -

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SQuBOK分類 :
2.2.3.5 アジャイル開発、 2.3.2.3 ポストモーテム

年度 : 2012年分科会 : 第1分科会「ソフトウエアプロセス評価・改善」

主査 : 阪本　太志（東芝デジタルメディアエンジニアリング）
副主査 : 三浦　邦彦（矢崎総業）
執筆者 : 花原　雪州（ソニー）、伴野　孝（ベックマン・コールター）、徳留　浩二（三菱電機コントロールソフトウエア）、小川　忠久（ニコンシステム）、坂　静香

紹介文 :
「KWS 振り返り」([K]PT+[W]hy なぜなぜ分析+[S]olution 対策）を用いて振り返りをこなった後の『横展開』と『再利用』のため仕組みの構築である。これにより、組織レベルで同類の問題の再発防止に役立つことが判明した。

概要 :
本研究は、昨年度SQiP研究会第1分科会グループBの「『KPT』と『なぜなぜ分析』を応用したKWS振り返りの研究」において「今後の課題」としていた、「KWS振り返り結果の横展開」を「実際の現場」にて実施できるようにした仕組みの提案である。仕組みには、組織レベルで問題の再発を防ぐために、あるプロジェクト(以降PJと略す)のKWS振り返りで得られた知識と知恵を、「①集める」「②まとめる」「③利用する」の3つの枠組みがある。
この仕組みを、KWS振り返りを実施中の「研究員の職場」および「KWS振り返りに興味を持って頂いた企業の現場」にて、実際に検証・評価し、その結果を反映している。本報告書は、「技術系の情報共有ツールはあるが、プロセス改善系の情報共有の仕組みが無い」、「同類の不具合が繰り返されている、繰り返されていることを知らせたい」方々に是非読んで頂き、「実際の現場」で活用頂きたい。