Web アプリケーション開発における画面モックアップを利用した画面仕様書およびテスト仕様書の自動生成と設計作業の効率化の提案
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SQuBOK分類 :
発表場所 : SQiP研究会
主査 : 秋山 浩一(富士ゼロックス)
副主査 : 奥村 有紀子(デバッグ工学研究所)
執筆者 : 坂本 一憲(早稲田大学) 、東海 政治(NTT データCCS) 、村上 裕子(セゾン情報システムズ) 、宮原 里枝
副主査 : 奥村 有紀子(デバッグ工学研究所)
執筆者 : 坂本 一憲(早稲田大学) 、東海 政治(NTT データCCS) 、村上 裕子(セゾン情報システムズ) 、宮原 里枝
紹介文 :
HTMLで作成されたモック(サンプル)画面を使って、コメントを追加する方式で、画面仕様書、テスト仕様書を生成する自動ツール開発とその効果が報告されている。ツールによる仕様書生成手順は次のとおり。
①モックにある種のタグと定められた構文に従って記述されたコメント追記することにより画面仕様書のHTMLファイルを生成する。②ツールの画面仕様書生成機能にこのHTMLを入力して、画面仕様書のCSVファイルを生成する。③CSVファイルをツールのテスト仕様書生成機能にインプットしてテスト仕様書のXLSファイルを生成する。
HTMLで作成されたモック(サンプル)画面を使って、コメントを追加する方式で、画面仕様書、テスト仕様書を生成する自動ツール開発とその効果が報告されている。ツールによる仕様書生成手順は次のとおり。
①モックにある種のタグと定められた構文に従って記述されたコメント追記することにより画面仕様書のHTMLファイルを生成する。②ツールの画面仕様書生成機能にこのHTMLを入力して、画面仕様書のCSVファイルを生成する。③CSVファイルをツールのテスト仕様書生成機能にインプットしてテスト仕様書のXLSファイルを生成する。
概要 :
昨今のソフトウェア開発では、品質を確保した上で、コスト削減や短納期化を求められている。短絡的な工数の削減の方法として、画面仕様書とテスト仕様書の作成が省略されることがある。しかし、これらの仕様書の作成を省くことは、テスト品質やソフトウェア品質の低下を招きかねない。最終的に、後工程に進むほど欠陥への対処が困難になることから、ソフトウェアの開発コストを増大させる。
我々は、上流工程で作成される画面モックアップへUIの付加情報を追記することで、画面モックアップから画面仕様書とテスト仕様書を自動生成する手法を提案する。自動生成可能な情報には限りがあり、テスト仕様書を人手で修正する必要がある。そのため、提案手法は仕様書を再生成する際に、修正による差分を維持する。評価実験にて、提案手法が仕様書の作成コストを低減して、画面モックアップと画面仕様書、テスト仕様書間のトレーサビリティの維持を確認する。この結果から、画面仕様書とテスト仕様書の作成を促し、これらの作成を省く従来の開発プロセスを改善する。
昨今のソフトウェア開発では、品質を確保した上で、コスト削減や短納期化を求められている。短絡的な工数の削減の方法として、画面仕様書とテスト仕様書の作成が省略されることがある。しかし、これらの仕様書の作成を省くことは、テスト品質やソフトウェア品質の低下を招きかねない。最終的に、後工程に進むほど欠陥への対処が困難になることから、ソフトウェアの開発コストを増大させる。
我々は、上流工程で作成される画面モックアップへUIの付加情報を追記することで、画面モックアップから画面仕様書とテスト仕様書を自動生成する手法を提案する。自動生成可能な情報には限りがあり、テスト仕様書を人手で修正する必要がある。そのため、提案手法は仕様書を再生成する際に、修正による差分を維持する。評価実験にて、提案手法が仕様書の作成コストを低減して、画面モックアップと画面仕様書、テスト仕様書間のトレーサビリティの維持を確認する。この結果から、画面仕様書とテスト仕様書の作成を促し、これらの作成を省く従来の開発プロセスを改善する。