システム思考とレジリエンスエンジニアリングを用いた安全性分析の試行
ソフトウェア品質管理研究会 研究コース6「セーフティ&セキュリティ」(2020年)
執筆者:
吉田 篤(東芝) 、大森 裕介(エプソンアヴァシス) 、松崎 美保(TIS) 、藤原 真哉(NTT コミュニケーションズ) 、西 啓行(富士通) 、里富 豊(リコーITソリューションズ) 、鎌田 桂太郎(アイホン) 、黒田 知佳(テックエンジンソリューションズ)主査:
金子 朋子(国立情報学研究所)副主査:
髙橋 雄志(日本AI システムサービス)アドバイザ:
佐々木 良一(東京電機大学)
自動運転は社会的期待が大きい技術だが、安全性において多くの課題を抱えている。その解決のために実際に起きた事故から学ぶことは重要である。
本研究は2018年3月に米国アリゾナ州で発生したUberの自動運転システムの人身事故報告書をSTAMPモデルを用いた事故分析手法CAST(Casual Analysis using System Theory)とハザード分析手法STPA(System-Theoretic Process Analysis)とレジリエンスエンジニアの機能共鳴手法FRAM の3つの分析手法を用いて改めて分析したものである。さらに新たに社会、組織、人を含んだシステム全体を捉えるために5階層モデルの考え方を適応することを試みた。いずれも大変新規性の高い取り組みである。
論文とともに具体的な分析の一連の証跡、分析手順、結果など、利用価値の高い付録も収録しているので、ぜひ活用してほしい。
本研究は2018年3月に米国アリゾナ州で発生したUberの自動運転システムの人身事故報告書をSTAMPモデルを用いた事故分析手法CAST(Casual Analysis using System Theory)とハザード分析手法STPA(System-Theoretic Process Analysis)とレジリエンスエンジニアの機能共鳴手法FRAM の3つの分析手法を用いて改めて分析したものである。さらに新たに社会、組織、人を含んだシステム全体を捉えるために5階層モデルの考え方を適応することを試みた。いずれも大変新規性の高い取り組みである。
論文とともに具体的な分析の一連の証跡、分析手順、結果など、利用価値の高い付録も収録しているので、ぜひ活用してほしい。