Scrumにおける顧客要求再考イベント導入の提案
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発表場所 : SQiP研究会
主査 : 永田 敦(サイボウズ株式会社)
副主査 : 山口 鉄平(freee株式会社/一般社団法人アジャイルチームを支える会)荻野 恒太郎(楽天株式会社)
アドバイザー : 細谷 泰夫(三菱電機株式会社)
執筆者 : 伊藤 善博(株式会社デンソークリエイト) 、楠本 至央(ブラザー工業株式会社) 、荒川 健太郎(ウイングアーク1st株式会社)
副主査 : 山口 鉄平(freee株式会社/一般社団法人アジャイルチームを支える会)荻野 恒太郎(楽天株式会社)
アドバイザー : 細谷 泰夫(三菱電機株式会社)
執筆者 : 伊藤 善博(株式会社デンソークリエイト) 、楠本 至央(ブラザー工業株式会社) 、荒川 健太郎(ウイングアーク1st株式会社)
紹介文 :
アジャイルは、顧客に価値を提供していく成果物を開発することを目標としているが、顧客が本当に求めている要求をとらえられず、価値の低い製品をデリバリーすることがしばしばある。それは、アジャイル開発における要求を表しているバックログ自身に問題があることも多い。本論文は、その課題に焦点を当てて、顧客の価値を考えたバックログを作るプロセスを提案している。
アジャイルは、顧客に価値を提供していく成果物を開発することを目標としているが、顧客が本当に求めている要求をとらえられず、価値の低い製品をデリバリーすることがしばしばある。それは、アジャイル開発における要求を表しているバックログ自身に問題があることも多い。本論文は、その課題に焦点を当てて、顧客の価値を考えたバックログを作るプロセスを提案している。
概要 :
顧客からのフィードバックを基に迅速に顧客要求に応えることができるはずのアジャイル開発でリリースされたプロダクトが顧客の満足を得られない,すなわち売上につながら ないということが多く見受けられる. 本研究ではその原因を「開発チームが顧客の要求を 重視し,顧客の価値の軽視することにある」と仮定し,開発チームがスプリント毎に顧客 の「価値」を再度検討するイベントを Scrum に導入することにより,顧客が本当の意味で 満足するプロダクトをリリースする事ができるのではないかという仮説のもと,そのイベ ントについての検証を行った.我々はその仮説検証方法とその結果および実験サンプルは 少ないまでもある程度の有効性があるという判断に至ったことについて報告する.
顧客からのフィードバックを基に迅速に顧客要求に応えることができるはずのアジャイル開発でリリースされたプロダクトが顧客の満足を得られない,すなわち売上につながら ないということが多く見受けられる. 本研究ではその原因を「開発チームが顧客の要求を 重視し,顧客の価値の軽視することにある」と仮定し,開発チームがスプリント毎に顧客 の「価値」を再度検討するイベントを Scrum に導入することにより,顧客が本当の意味で 満足するプロダクトをリリースする事ができるのではないかという仮説のもと,そのイベ ントについての検証を行った.我々はその仮説検証方法とその結果および実験サンプルは 少ないまでもある程度の有効性があるという判断に至ったことについて報告する.