SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
ソフトウェア品質管理にお役立てください。

対象システムの知識や経験が浅くても有効な指摘を行えるレビュー手法の提案 - 熟練レビューアの「ここが気になる」からはじめる勘所集の作成と活用 -

ソフトウェア品質管理研究会 研究コース2「ソフトウェアレビュー」(2019年)

熟練度が低いレビューアでも有効な指摘ができるようにすることを目的として、
「熟練レビューアの勘所「トリガーポイント」を活用するレビュー手法」を提案しています。
「他システムからの横展開は敢えて行わない」、「熟練レビューアが教育やフォローを行う」など、
「量」よりも「質」を重視して、実践の場で確実に成果を出せるようにするための工夫をしています。

概要:

ソフトウェアレビューにおいて有効な指摘が出来るか否かは,レビューアの熟練度に大 きな影響を受ける.熟練レビューア(対象システムに関する豊富な知識や経験に基づき, レビューの場で重大欠陥の指摘や重要な改善提案を行うことができる人)は,作成者の説 明を聞き,資料を見つつも,その内容に起因する他の不具合の可能性も思索しながら的確 な指摘を行っている. 本研究では,熟練レビューアが限られた時間の中でどのようにして有効な指摘にたどり 着いているのか(「どんなところが気になり」,「どうやって過去の不具合情報と紐づけ」, 「どのような指摘観点に着想する」)の具体的な内容を聞きだし,勘所としてまとめ,レ ビューで活用する方法を考案した.本手法を活用することで,対象システムの知識や経験 が浅くても有効な指摘が行えるようになることを実験にて確認できた.
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