プロセスは定着していますか~プロセスの定着を実感できるメトリクスの提案~
ソフトウェア品質管理研究会 第1分科会「ソフトウェアプロセス評価・改善」(2008年)
執筆者:
三角 太(三菱UFJ トラストシステム) 、宮川 研二(ダイキン情報システム) 、河合 大樹(キヤノンIT ソリューションズ) 、相澤 武(インテック) 、石井 詠美子(キヤノンIT ソリューションズ)主査:
三浦 邦彦(矢崎総業)副主査:
藤巻 昇(東芝)
プロジェクトにおける標準プロセスの定着度を、実態に合う形でより正確に評価するメトリクスを提案しています。具体的には、プロセスが定着していることを、仕組みが機能し、ルールが守られ、継続的な改善が行われていることととらえ、それぞれの観点から評価するメトリクスを用意しています。また、測定を正確に行うための各種チェックリストを用意している点も、この方法の有効なポイントです。
概要:
開発現場でプロセスが定着するために、その定着度合を定量的に把握することが望ましい。QA 評価の結果によるプロセスの遵守率も定着を見るためのメトリクスの1つではある。しかし、定着度合を測るためには十分ではない。そこでプロセスの定着を実感できるメトリクスの検討を行った。プロセスの定着を考えるレベルには組織レベルとプロジェクトレベルの2 つのレベルがある。本研究では、基礎的なレベルであるプロジェクトでのプロセスの定着に重点を置いて考えた。まず「プロセスの定着」とはどういう状態かを定義し、その状態を示すメトリクスを検討した。本研究では先ず「プロジェクト」毎の定着を検討したが、プロジェクト目標(QCD)の達成につなげることが可能であると考える。