SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
ソフトウェア品質管理にお役立てください。

要求段階で齟齬を減らすための合意形成手法の提案 ~5W1Hを用いた要件定義~

ソフトウェア品質管理研究会 研究コース3「ユーザエクスペリエンス(UX)」(2017年)

要件定義段階で顧客・ユーザとの認識の齟齬を減らすには、UX手法が効果的ですが、
開発現場で導入するにはまだまだ敷居が高い状況です。しかし、従来のやり方や設計書の
書式を大きく変えなくても、要件定義時に5W1Hを考慮するというちょっとした工夫を
加えるだけで、要件の齟齬や漏れを減らす効果があります。
またスマートスピーカーを題材にした検証結果も掲載されており、実践の参考になります。

概要:

 ソフトウェア開発において,ユーザの要求と開発者の認識の齟齬による手戻りが発生することがある.企画から要件定義プロセスにおいて齟齬をなくす方法としてユーザエクスペリエンス(以降 UX)手法が提案されているが,専門的な技術が必要なために有効に活用されているとは言えない.本論文では要求者や開発者でも取り入れやすい5W1Hを用いた簡易的な合意形成の手法を提案,その効果の検証をロールプレイで実施し,一定の効果があることを確認した.