振り返り活動を力強く支援する「FOPA 振り返りプロセス」の提案-観点網羅と真因分析による納得性の向上と振り返りTRY宣言による組織的な実行支援-
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SQuBOK分類 :
1.2.2 改善の考え方 、 2.3.2.3 ポストモーテム 、 2.3.2 ソフトウェアプロセス改善のためのマネジメント技法 、 2.12.1.2 プロジェクト&プログラムマネジメント(P2M) 、 2.19.2 プロセス品質の分析・評価
1.2.2 改善の考え方 、 2.3.2.3 ポストモーテム 、 2.3.2 ソフトウェアプロセス改善のためのマネジメント技法 、 2.12.1.2 プロジェクト&プログラムマネジメント(P2M) 、 2.19.2 プロセス品質の分析・評価
発表場所 : SQiP研究会
主査 : 三浦 邦彦(矢崎部品株式会社)
副主査 : 山田 淳(東芝ソフトウェア・コンサルティング株式会社)
アドバイザー : 中森 博晃(パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社)
執筆者 : 田中 桂三(オムロン株式会社) 、内藤 拓(富士通クオリティ・ラボ株式会社) 、中川 幸治(APRESIA Systems株式会社) 、荒川 拓(パナソニック株式会社)
副主査 : 山田 淳(東芝ソフトウェア・コンサルティング株式会社)
アドバイザー : 中森 博晃(パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社)
執筆者 : 田中 桂三(オムロン株式会社) 、内藤 拓(富士通クオリティ・ラボ株式会社) 、中川 幸治(APRESIA Systems株式会社) 、荒川 拓(パナソニック株式会社)
紹介文 :
プロジェクトの振り返り”活動結果を、他のプロジェクトでも活用し、反映させ展開することは、実際には難しいという問題がある。
本テーマは、この問題に焦点を当て、展開すべき振り返り結果の改善策(TRY)の納得感を高めるため、振り返り分析プロセスについて、観点シートで網羅的な成功点/問題点(KEEP/PROBLEM)を抽出し、QCD観点から他への展開の重要度が高い問題点を選定して、それを分析シートで真因分析するよう、手を加えることから始め、担当者だけでなく管理者や改善支援担当も含めた展開のための振り返りも行って、改善策の反映プロセスでの情報伝達・実践状況の実行支援の仕組みまでを一貫させて結合しようとする、組織改善に欠かせないプロセス基盤構築の研究である。
プロジェクトの振り返り”活動結果を、他のプロジェクトでも活用し、反映させ展開することは、実際には難しいという問題がある。
本テーマは、この問題に焦点を当て、展開すべき振り返り結果の改善策(TRY)の納得感を高めるため、振り返り分析プロセスについて、観点シートで網羅的な成功点/問題点(KEEP/PROBLEM)を抽出し、QCD観点から他への展開の重要度が高い問題点を選定して、それを分析シートで真因分析するよう、手を加えることから始め、担当者だけでなく管理者や改善支援担当も含めた展開のための振り返りも行って、改善策の反映プロセスでの情報伝達・実践状況の実行支援の仕組みまでを一貫させて結合しようとする、組織改善に欠かせないプロセス基盤構築の研究である。
概要 :
本論文では研究員各社の「振り返り」活動の問題を解決した研究について述べる.振り返りで挙がった改善点が次の開発プロジェクトで活用されないという問題について,その理由を「振り返り分析の不十分さ」および「改善策の反映プロセスの不十分さ」の2点と捉え,対策として「FOPA 振り返りプロセス」を構築した.本プロセスにより観点網羅と真因分析による振り返り分析の十分性の確保と組織的な実行支援による改善策の反映の仕組みを確立した.実開発プロジェクトで検証した結果,本プロセスは開発現場の課題と一致しており,開発関係者の改善活動を「力強く後支え」するプロセスであることを確認した.
本論文では研究員各社の「振り返り」活動の問題を解決した研究について述べる.振り返りで挙がった改善点が次の開発プロジェクトで活用されないという問題について,その理由を「振り返り分析の不十分さ」および「改善策の反映プロセスの不十分さ」の2点と捉え,対策として「FOPA 振り返りプロセス」を構築した.本プロセスにより観点網羅と真因分析による振り返り分析の十分性の確保と組織的な実行支援による改善策の反映の仕組みを確立した.実開発プロジェクトで検証した結果,本プロセスは開発現場の課題と一致しており,開発関係者の改善活動を「力強く後支え」するプロセスであることを確認した.