SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
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ソフトウェア開発へのなぜなぜ5回の適用~真の原因を求めて~

ソフトウェア品質管理研究会 第2分科会「プロジェクトマネジメント」(2007年)

プロジェクトで起きた問題を解決するときに、問題自体を誤解し解を見つけようとしているケースが多い。その結果、当然解決しない。
そこで、問題を正しく掴む方法論として「なぜなぜ5回」を使った結果、問題により正しく近づけることが分かった。
注意点やワークシートなども付いているので参考になる。

概要:

システム開発プロジェクトの現場では、様々な問題に真の原因を追求せずに対処している。そのため、解決策が有効ではなく、問題を解決できない。
問題の真の原因を突き止めれば、問題を解決できる。するとプロジェクトを円滑に進めることができ、その結果ソフトウェアの品質が改善される。
本分科会では、トヨタ自動車の改善活動で使われている「なぜなぜ5回」をソフトウェア開発に適用し、真の原因を突き止めることができた。真の原因を見つけられなければ、効果的な対策は立てられない。