レビューの質と価値の定量化の提案
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発表場所 : SQiP研究会
主査 : 三浦 邦彦(矢崎総業)
副主査 : 藤巻 昇(東芝)
アドバイザー : ― 、―
執筆者 : 小池 利和(ヤマハ) 、相澤 武(インテック) 、中川 忠彦(キヤノンソフトウェア) 、渡井 克己(リコー) 、山下 英祐(オムロン アミューズメント) 、奥村 学(アルゴ21)
副主査 : 藤巻 昇(東芝)
アドバイザー : ― 、―
執筆者 : 小池 利和(ヤマハ) 、相澤 武(インテック) 、中川 忠彦(キヤノンソフトウェア) 、渡井 克己(リコー) 、山下 英祐(オムロン アミューズメント) 、奥村 学(アルゴ21)
紹介文 :
レビュープロセスの質をチェックリスト形式で評価することで得点化する方法、および、レビュー指摘の価値を指摘工程と影響範囲でポイント化し、金額換算する方法を提案しています。従来のレビュー速度でレビューの質を捉えたり、単純に指摘件数をレビューのアウトプットとするよりは、より実感できる形でレビューの質と価値を把握できます。数値の精度は十分ではありませんが、簡便な方法で実践できるのが良いです。
レビュープロセスの質をチェックリスト形式で評価することで得点化する方法、および、レビュー指摘の価値を指摘工程と影響範囲でポイント化し、金額換算する方法を提案しています。従来のレビュー速度でレビューの質を捉えたり、単純に指摘件数をレビューのアウトプットとするよりは、より実感できる形でレビューの質と価値を把握できます。数値の精度は十分ではありませんが、簡便な方法で実践できるのが良いです。
概要 :
レビューはソフトウェア開発プロセスにおいて重要視されている。レビューは次工程に不具合を持ち越さないために行っている。よって、どのくらいの規模、影響度の不具合を防ぐことができたのかということがレビューの価値である。また、価値の高いレビューを行うためにはレビューの質を向上することが重要であり、そのためにはそれらを客観的に把握する必要がある。しかしながら、現在、一般的に計測されているレビュー関係のメトリクスはレビュープロセスの結果を表面的にしか捉えていなく、「価値」と「質」を把握するためには不十分である。そこで、本研究ではレビューの「価値」と「質」を計測するメトリクスを検討・提示し、メンバ各社でトライアルを行い、結果について考察した。
レビューはソフトウェア開発プロセスにおいて重要視されている。レビューは次工程に不具合を持ち越さないために行っている。よって、どのくらいの規模、影響度の不具合を防ぐことができたのかということがレビューの価値である。また、価値の高いレビューを行うためにはレビューの質を向上することが重要であり、そのためにはそれらを客観的に把握する必要がある。しかしながら、現在、一般的に計測されているレビュー関係のメトリクスはレビュープロセスの結果を表面的にしか捉えていなく、「価値」と「質」を把握するためには不十分である。そこで、本研究ではレビューの「価値」と「質」を計測するメトリクスを検討・提示し、メンバ各社でトライアルを行い、結果について考察した。