SQiPさまざまな取り組みから得られた成果を一般公開しています。
ソフトウェア品質管理にお役立てください。

テスト初心者に向けたテスト実施スキル向上手法の提案- “SOHTトレーニング法”の提案 -

ソフトウェア品質管理研究会 第5分科会「ソフトウェアテスト」(2016年)

本論文は、効率よく欠陥を検出できる上級テストエンジニアのテストスキルを、経験の浅い初級テストエンジニアに移転するためのテスト実施トレーニング手法を研究したものです。
具体的には、過去の欠陥情報から上級テストエンジニアのノウハウを抽出し、それをSOHT表にまとめてトレーニングすることで初級テストエンジニアのスキルを向上します。

概要:

短納期,低コストという条件下でのテスト実施では,効率よく欠陥を検出できる上級テストエンジニアが求められている.しかし,現実には経験の浅い初級テストエンジニアによりテストが実施され,必ずしも欠陥検出の効率が良いとは言えない.そこで本論文では,テスト効率の改善策として初級テストエンジニア向けのテスト実施トレーニング手法を提案する.上級テストエンジニアが欠陥検出に至った過程を欠陥情報から抽出,可視化してテスト実施に活用する一連の手順をトレーニングとする.上級テストエンジニアは豊富な経験と知識から欠陥が作り込まれやすい箇所を察知して重点的にテストしていると考え,実際の欠陥情報からテストケース以外のテストで検出された欠陥情報を用いる.トレーニング手法の内容と試行した結果について報告する.