「できない」を「できる」に!人の行動原理に着目したプロセス改善~現場が自らの問題に気づきプロセス改善に取り組むための極意~
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発表場所 : SQiP研究会
紹介文 :
本研究は多くの組織で聞かれる現場とプロセス改善支援部門(SPI/SQA等)の間でのギャップをどのように埋めていくかをテーマとしている。
その解決手法として、現場の思い込みを解きほぐしていくことが重要と考え、なぜなぜ分析やTOCfE等をベースとした新しい手法(GMS法)を提案している。
これにより、現場と支援部門双方が共通の目標を持つことができWin-Winの関係を築くことが可能となる。
概要 :
開発組織が品質・コスト・納期を達成し続けるために、現場支援者(プロセス改善推進担当や品質保証担当)はプロセス改善として、標準プロセスの作成・適用・定着を目指している。一方、現場は納期に追われているため、現行プロセスの変化を望んでおらず、結果としてプロセス改善が進んでいない場合が多い。現場の現状調査・分析の結果、そのような現場は、「現状に満足しているか、現状の問題をプロセス改善では解決できない」、もしくは「現場と現場支援者の間で要望が異なることで生じる対立は解決できない」と思っていることが明らかになった。
そこで我々は客観的事実に立脚した未来予測によるリスク認識と、双方の主張の背景にある要望を満たすWin-Win施策の探索から、現場にプロセス改善を動機づけるごちゃもやスッキリ(GMS)法を考案し、検証を行った。本手法を活用することで全員が共通の目標を共有でき、現場の思い込みを排除して、現場主体のプロセス改善を進めることが可能となる。
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