質問表の活用によるプロジェクトの早期リスク検出
ダウンロード数: 304回
年度 : 2012年
発表場所 : SQiPシンポジウム
紹介文 :
質問表は、工程の最初の頃から発生します。「発生・回答件数」「滞留・遅延時間」を分析することにより、工程の早い段階で、プロジェクトのリスクを検知することができます。また、既存の質問表を分析するだけなので、負荷なく導入することができます。
質問表は、工程の最初の頃から発生します。「発生・回答件数」「滞留・遅延時間」を分析することにより、工程の早い段階で、プロジェクトのリスクを検知することができます。また、既存の質問表を分析するだけなので、負荷なく導入することができます。
概要 :
ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、失敗の予兆を如何に検知するか、それは長年続く業界の重要な課題である。
ソフトウェア開発においては、工程やイテレーションごとに、レビューや品質分析、監査などを行い、プロジェクトの状態をチェックすることは一般的に行われている。しかしながら、これらの活動は、常に、工程もしくはイテレーションの後半で行われるため、問題を検出したとしても手遅れであったり、大きな手戻りとなったりすることが多い。近年の短期化、複雑化しているプロジェクトにおいては、上記のような活動だけでは、プロジェクトの失敗を防止することができなくなってきている。
そこで、本研究では、日頃行っている活動から、プロジェクトの早期の段階からリスク・問題状況を検出可能にする手法を検討したところ、質問表の内容を分析することで、プロジェクトのリスク傾向が得られることが分かってきた。質問表は、日々更新されるものであり、それから得られるメトリクスを有効活用することで、プロジェクトの状況をリアルタイムに把握することが可能となる。また、今回検証した内容は、複雑な分析を行ったりする必要もなく、簡単にプロジェクトで実践でき、効果が発揮されることが分かった。
本発表では、質問表を活用することで、プロジェクトの状況がどのように把握できるのか、その手法と効果について紹介する。
ソフトウェア開発プロジェクトにおいて、失敗の予兆を如何に検知するか、それは長年続く業界の重要な課題である。
ソフトウェア開発においては、工程やイテレーションごとに、レビューや品質分析、監査などを行い、プロジェクトの状態をチェックすることは一般的に行われている。しかしながら、これらの活動は、常に、工程もしくはイテレーションの後半で行われるため、問題を検出したとしても手遅れであったり、大きな手戻りとなったりすることが多い。近年の短期化、複雑化しているプロジェクトにおいては、上記のような活動だけでは、プロジェクトの失敗を防止することができなくなってきている。
そこで、本研究では、日頃行っている活動から、プロジェクトの早期の段階からリスク・問題状況を検出可能にする手法を検討したところ、質問表の内容を分析することで、プロジェクトのリスク傾向が得られることが分かってきた。質問表は、日々更新されるものであり、それから得られるメトリクスを有効活用することで、プロジェクトの状況をリアルタイムに把握することが可能となる。また、今回検証した内容は、複雑な分析を行ったりする必要もなく、簡単にプロジェクトで実践でき、効果が発揮されることが分かった。
本発表では、質問表を活用することで、プロジェクトの状況がどのように把握できるのか、その手法と効果について紹介する。