CMMからCMMIへの移行に関する一考察
ソフトウェア品質管理研究会 第1分科会「ソフトウェアプロセス評価・改善」(2003年)
執筆者:
前田 直毅(インテック) 、林 勝義(パイオニア) 、細田 孝(キヤノン) 、美濃島 和智(アンリツエンジニアリング) 、羽田 義秋(日立システムアンドサービス) 、遠藤 剛一(アドバンテスト)主査:
菊本 正紀(日本ノーベル)
CMMからCMMIへのスムーズな移行を目的として、両モデルの比較考察を行い、両モデルのゴールとプラクティスの対応関係と見解をまとめたマッピング表を作成しています。
また、CMMからCMMIへの移行の際に優れていると思われる点5つ(要件管理、リスク管理、計測と分析、エンジニアリング、決定分析と解決)につて整理されています。
また、CMMからCMMIへの移行の際に優れていると思われる点5つ(要件管理、リスク管理、計測と分析、エンジニアリング、決定分析と解決)につて整理されています。
概要:
近年、CMMをモデルとして選択し、ソフトウェアプロセス改善に取り組む企業が増えてきている。しかし、SEIがCMMIに重心を移し、CMMのサポート終了を発表したことにより、今後はCMMからCMMIへ移行する企業が増加すると考えられる。本研究では、CMMからCMMIへのスムーズな移行を目的として、両モデルの比較考察を行った。まず、両モデルのゴールとプラクティスの対応関係と当グループの見解をまとめたマッピング表を作成した。次に、CMMIのゴールとプラクティスに対するCMMの網羅度を評定した。最後に、CMMIへの移行時のギャップを理解しやすい形にまとめた上で、考察を加えた。