テストプロセス改善のCMM 的アプローチ
ソフトウェア品質管理研究会 第1分科会「ソフトウェアプロセス評価・改善及び品質マネジメント」(2002年)
執筆者:
中島 則秋(エス・キュー・シー) 、崔 恩瑛(三星SDS) 、木田 昌平(セゾン情報システムズ) 、横田 正樹(パイオニアシステムテクノロジー) 、福留 広晃(オムロンソフトウェア) 、藤村 薫(産能コンサルティング)主査:
大川 鉄太郎(日本ユニシス)副主査:
小笠原 秀人(東芝)
テストの効率化を目的にSW-CMMに含まれるキープラクティス(KP)を
テスト観点で解釈し成熟度レベル順に整理した研究。TPI (Test Process Improvement)を参照し、SW-CMMユーザー組織に分かりやすい連続表現的な整理を目指した。CMMIでの連続表現に比べ幅色い、キープロセスエリア(KPA)からプラクティスが集められており、テスト専門チームでの改善を検討する際に参考になる。
テスト観点で解釈し成熟度レベル順に整理した研究。TPI (Test Process Improvement)を参照し、SW-CMMユーザー組織に分かりやすい連続表現的な整理を目指した。CMMIでの連続表現に比べ幅色い、キープロセスエリア(KPA)からプラクティスが集められており、テスト専門チームでの改善を検討する際に参考になる。
概要:
どのようなソフトウェアの開発でもテストプロセスは必要である。そして、テストの工数は、開発工数の中でも大きな比重を占めている。したがって、ソフトウェア開発の生産性向上および、ソフトウェアの品質強化のためにはテストプロセスの改善を図る必要がある。しかしながら、テストプロセスの改善は、開発プロセスの改善ほど研究が進められていない分野である。そこで、本研究では一般的によく知られているソフトウェア開発プロセス改善モデルであるSW-CMM を参考にして、テストプロセスを改善していくための成熟度モデルであるTest-CMMを作成し、それを利用したテストプロセス改善について考察する。