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紹介文 :
アドバンテストではソフト開発の工期と品質を両立するため、トヨタ開発方式*1をカスタマイズ*2しソフト開発現場で利用している。
*1) 次の文献にて著者が名付けた開発方式であり、「欠陥」だけでなく開発工程で生じる「待ち」や「遅れ」の状態もムダとし、改善対象としている。
”トヨタ製品開発システム”James M.Morgan、Jeffrey K.Liker著
*2) カスタマイズし利用している内容は、次の4つの要素である。
・開発の流れの確立:マイルストーンによる同期化と平準化(SQiP2013にて発表)
・専門家チーム:継続改善を探究する技術者集団(SQiP2014にて発表)
・セットベース開発:多角的な視点から設計の最適解を導出(今回新たに発表)
・知識の再利用:必要な時に必要な知識を引き出す(今回新たに発表)
今回は、カスタマイズ内容を包括的に利用した結果を報告する。課題ばらしの質の確保や改善で使用した方法と指標を再利用することで、改善の継続性を確保する活動を行った。また、課題ばらしの結果を形式化し再利用することで、新規性が高い開発の際に、後から分かる課題を低減する活動を行った。この活動に際し、トヨタA3ストーリー*3を新たに導入した。
*3) A3ストーリーとは、問題解決に関する内容を1枚の標準形式にまとめて伝達することを指す。
上記の活動を行った結果、パフォーマンスの向上成果を確認できたので紹介する。
アドバンテストではソフト開発の工期と品質を両立するため、トヨタ開発方式*1をカスタマイズ*2しソフト開発現場で利用している。
*1) 次の文献にて著者が名付けた開発方式であり、「欠陥」だけでなく開発工程で生じる「待ち」や「遅れ」の状態もムダとし、改善対象としている。
”トヨタ製品開発システム”James M.Morgan、Jeffrey K.Liker著
*2) カスタマイズし利用している内容は、次の4つの要素である。
・開発の流れの確立:マイルストーンによる同期化と平準化(SQiP2013にて発表)
・専門家チーム:継続改善を探究する技術者集団(SQiP2014にて発表)
・セットベース開発:多角的な視点から設計の最適解を導出(今回新たに発表)
・知識の再利用:必要な時に必要な知識を引き出す(今回新たに発表)
今回は、カスタマイズ内容を包括的に利用した結果を報告する。課題ばらしの質の確保や改善で使用した方法と指標を再利用することで、改善の継続性を確保する活動を行った。また、課題ばらしの結果を形式化し再利用することで、新規性が高い開発の際に、後から分かる課題を低減する活動を行った。この活動に際し、トヨタA3ストーリー*3を新たに導入した。
*3) A3ストーリーとは、問題解決に関する内容を1枚の標準形式にまとめて伝達することを指す。
上記の活動を行った結果、パフォーマンスの向上成果を確認できたので紹介する。
ダウンロード数: 1248回
SQuBOK分類 :
紹介文 :
アドバンテストではソフト開発の工期と品質を両立するため、トヨタ開発方式*1をカスタマイズ*2しソフト開発現場で利用している。
*1) 次の文献にて著者が名付けた開発方式であり、「欠陥」だけでなく開発工程で生じる「待ち」や「遅れ」の状態もムダとし、改善対象とする特徴を持つ。
”トヨタ製品開発システム”James M.Morgan、Jeffrey K.Liker著
*2) カスタマイズし利用している内容は、次の3点である(SQiP2013にて発表)。
・開発を切り出して部署間の活動を同期化し、かつ平準化を図る。
・切り出した開発目標(マイルストン内容)を詳細計画が網羅する。
・課題ばらしの実施を計画に組み込み、事前に十分な検討を行う。
今回の発表はカスタマイズ内容*2の3点目を深掘りしたものである。工期の遅延が日常化している複数のプロジェクトについて、遅れの原因を確認したところ、課題ばらしの質が確保されていない点が共通していることが分かった。そこで、課題ばらしの質の改善に重点を置いた活動を行った。この活動に際し、LAMDAサイクル(トヨタ開発方式)*3 と PQ指標*4を新たに導入した。
*3) LAMDAサイクル(Look/Ask/Model/Discus/Act)
*4) PQ指標(Pは課題抽出力、Qは課題解決力)
上記の手法と指標を導入し活動した結果、課題ばらしの質を向上する効果が出た事を確認できたので紹介する。
アドバンテストではソフト開発の工期と品質を両立するため、トヨタ開発方式*1をカスタマイズ*2しソフト開発現場で利用している。
*1) 次の文献にて著者が名付けた開発方式であり、「欠陥」だけでなく開発工程で生じる「待ち」や「遅れ」の状態もムダとし、改善対象とする特徴を持つ。
”トヨタ製品開発システム”James M.Morgan、Jeffrey K.Liker著
*2) カスタマイズし利用している内容は、次の3点である(SQiP2013にて発表)。
・開発を切り出して部署間の活動を同期化し、かつ平準化を図る。
・切り出した開発目標(マイルストン内容)を詳細計画が網羅する。
・課題ばらしの実施を計画に組み込み、事前に十分な検討を行う。
今回の発表はカスタマイズ内容*2の3点目を深掘りしたものである。工期の遅延が日常化している複数のプロジェクトについて、遅れの原因を確認したところ、課題ばらしの質が確保されていない点が共通していることが分かった。そこで、課題ばらしの質の改善に重点を置いた活動を行った。この活動に際し、LAMDAサイクル(トヨタ開発方式)*3 と PQ指標*4を新たに導入した。
*3) LAMDAサイクル(Look/Ask/Model/Discus/Act)
*4) PQ指標(Pは課題抽出力、Qは課題解決力)
上記の手法と指標を導入し活動した結果、課題ばらしの質を向上する効果が出た事を確認できたので紹介する。