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ダウンロード数: 1374回
SQuBOK分類 :
紹介文 :
派生開発では、変更の影響箇所に潜在する欠陥を、回帰テストで見逃さず検出することが必要である。限られた時間で、影響範囲に対するテスト漏れを防止するためには「確実な影響範囲の特定」に加えて「テストの網羅性の確認」と「影響範囲を小さくする設計」が重要である。本発表では「制御の流れとデータ更新・参照の流れから影響箇所を特定可能」という考えから、影響波及パスという概念を定義し、それを利用した手法「影響波及パス分析法」を提案する。本手法を実開発に適用した結果、影響範囲に対するテスト漏れによる欠陥流出の防止に繋がる効果が確認できた。
派生開発では、変更の影響箇所に潜在する欠陥を、回帰テストで見逃さず検出することが必要である。限られた時間で、影響範囲に対するテスト漏れを防止するためには「確実な影響範囲の特定」に加えて「テストの網羅性の確認」と「影響範囲を小さくする設計」が重要である。本発表では「制御の流れとデータ更新・参照の流れから影響箇所を特定可能」という考えから、影響波及パスという概念を定義し、それを利用した手法「影響波及パス分析法」を提案する。本手法を実開発に適用した結果、影響範囲に対するテスト漏れによる欠陥流出の防止に繋がる効果が確認できた。
ダウンロード数: 831回
SQuBOK分類 :
執筆者 :
柏原 一雄(㈱デンソークリエイト)
、新留光治(㈱デンソークリエイト)
、藤田亮太(㈱デンソークリエイト)
、周廣有(㈱デンソークリエイト)
、小林展英(㈱デンソークリエイト)
、竹下千晶(㈱デンソークリエイト)
、林香織(㈱デンソークリエイト)
紹介文 :
ベースソフトを部分的にしか理解できていない状況での作業が強いられる派生開発において、変更漏れに分類される欠陥の流出を防止することは重要な課題である。
組織の流出欠陥情報を分析し、派生開発で特定が漏れるソースコードの変更箇所には、次の3つのタイプがあることがわかった。
A)変更仕様から直接特定可能な箇所
B)ソースコードの変化点から直接影響を受ける箇所
C)設計制約の変化から影響を受ける箇所
C)の「設計制約の変化から影響を受ける箇所」については、変更漏れを防止するための効果的な手法がなく、変更箇所特定漏れにより、欠陥が流出した。この問題は、ベースソフトの調査が、人の知識・経験に依存していることから起きる。
本研究では、「設計制約の変化から影響を受ける箇所」を漏れなく特定するために、ベースソフト調査手法を開発した。提案手法の技術要素として、「欠陥混入メカニズムの知識の表現方法」と「欠陥混入メカニズムの知識を活用したDRBFM実施手順」の2つを定義した。
実験により、提案手法を適用することで、過去に発生した変更箇所の特定漏れが再現しないことを確認した。本手法を実開発に適用することで、派生開発における変更漏れ確実に防止する効果が期待できる。
ベースソフトを部分的にしか理解できていない状況での作業が強いられる派生開発において、変更漏れに分類される欠陥の流出を防止することは重要な課題である。
組織の流出欠陥情報を分析し、派生開発で特定が漏れるソースコードの変更箇所には、次の3つのタイプがあることがわかった。
A)変更仕様から直接特定可能な箇所
B)ソースコードの変化点から直接影響を受ける箇所
C)設計制約の変化から影響を受ける箇所
C)の「設計制約の変化から影響を受ける箇所」については、変更漏れを防止するための効果的な手法がなく、変更箇所特定漏れにより、欠陥が流出した。この問題は、ベースソフトの調査が、人の知識・経験に依存していることから起きる。
本研究では、「設計制約の変化から影響を受ける箇所」を漏れなく特定するために、ベースソフト調査手法を開発した。提案手法の技術要素として、「欠陥混入メカニズムの知識の表現方法」と「欠陥混入メカニズムの知識を活用したDRBFM実施手順」の2つを定義した。
実験により、提案手法を適用することで、過去に発生した変更箇所の特定漏れが再現しないことを確認した。本手法を実開発に適用することで、派生開発における変更漏れ確実に防止する効果が期待できる。
ダウンロード数: 406回
SQuBOK分類 :
執筆者 :
柏原 一雄(㈱デンソークリエイト)
、岡本 晃(農中情報システム㈱)
、鈴木 裕一郎(㈱日立製作所)
、田村 光義(サイバートラスト㈱)
、東久保 理江子(アンリツ㈱)
、保栖 真輝(日本電子㈱)
、細川 宣啓(日本アイ・ビー・エム㈱)
、永田 敦(ソニー㈱)
紹介文 :
ソフトウェア開発における欠陥の情報は,多くの組織で蓄積されている.
混入し得る欠陥を予測し,欠陥の混入・流出を防止するためには,この蓄積された欠陥情報を活用することが不可欠である.
本研究では,欠陥の混入を予測するためには,欠陥が混入するメカニズムを理解し,欠陥を引き起こす要因を検知する必要があるということに着目し,その方法を検討した.
本発表では,欠陥の予測を目的とした,欠陥混入メカニズムのモデリング手法と欠陥データベースの構築・利用手法を提案する.
ソフトウェア開発における欠陥の情報は,多くの組織で蓄積されている.
混入し得る欠陥を予測し,欠陥の混入・流出を防止するためには,この蓄積された欠陥情報を活用することが不可欠である.
本研究では,欠陥の混入を予測するためには,欠陥が混入するメカニズムを理解し,欠陥を引き起こす要因を検知する必要があるということに着目し,その方法を検討した.
本発表では,欠陥の予測を目的とした,欠陥混入メカニズムのモデリング手法と欠陥データベースの構築・利用手法を提案する.