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SQuBOK分類 :
執筆者 :
城 多寿子(日本電気通信システム株式会社)
紹介文 :
我々のプロジェクトでは組み込みソフトウェアの大規模化にともない、複数社のパートナーと協働して開発チームを構成している。製品を構成する機能部毎に開発チームを設け、相互に連携しながら開発と品質の作り込みを実施している。
高い品質を確保するためには、開発チームが一丸となり、組織や会社間の枠を超えて改善活動を継続することが重要である。しかし、パートナーが異なる複数の開発チームの足並みを揃えて活動するためには、多くの壁を乗り越える必要があった。
例えば、活動評価の数値基準となる品質メトリクスにおいては、各パートナーの見識があり容易には統一できなかった。品質データの収集においては、パートナー工程におけるデータをプロジェクト全体で共有することへの抵抗もあった。また、社員とパートナーで一体となった改善活動、技術継承におけるパートナーとの人材育成計画の共有など、これら多様な課題に対して、アイデアを持ち寄り試行錯誤を繰り返しながら、全員で成果を共有することにより、弊社とパートナー間の高い相互信頼を築いてきた。
本発表では、15年にわたり継続してきた改善活動の中で苦労したこと、得られた成果について報告する。
我々のプロジェクトでは組み込みソフトウェアの大規模化にともない、複数社のパートナーと協働して開発チームを構成している。製品を構成する機能部毎に開発チームを設け、相互に連携しながら開発と品質の作り込みを実施している。
高い品質を確保するためには、開発チームが一丸となり、組織や会社間の枠を超えて改善活動を継続することが重要である。しかし、パートナーが異なる複数の開発チームの足並みを揃えて活動するためには、多くの壁を乗り越える必要があった。
例えば、活動評価の数値基準となる品質メトリクスにおいては、各パートナーの見識があり容易には統一できなかった。品質データの収集においては、パートナー工程におけるデータをプロジェクト全体で共有することへの抵抗もあった。また、社員とパートナーで一体となった改善活動、技術継承におけるパートナーとの人材育成計画の共有など、これら多様な課題に対して、アイデアを持ち寄り試行錯誤を繰り返しながら、全員で成果を共有することにより、弊社とパートナー間の高い相互信頼を築いてきた。
本発表では、15年にわたり継続してきた改善活動の中で苦労したこと、得られた成果について報告する。