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SQuBOK分類 :
年度 : 2020年   分科会 :
紹介文 :
弊社において、大規模なサービスを過去10年以上にわたりウォーターフォールでプロダクト開発を進めていた中で、生産性の向上を目的として開発体制の一部でアジャイル開発を採用し、リーンアプローチを続けていた。しかし、その中でも小さいウォーターフォールのような体系は残ることが多く、各メンバー同士の役割も大きく変化することはなかった。結果、プロダクト開発に対する意識や理解のズレが発生し、QAメンバーのモチベーションや開発効率の低下に影響していた。そこで、QAが固定化された役割の中で動くのではなく、コミュニケーションをとりつつ全体の進捗に応じて緩やかな連携を行うことで、「生産性の向上」を図った。
 今回、新たなチーム作りにおいては、QAメンバーの役割の再定義(越境)と開発プロセスにおけるQAメンバーの立ち位置を変化させることに焦点を当てた。QAメンバーの役割を考え抜く中でプロジェクトにおける業務内容も変化し、モチベーションの向上やチーム全体の開発効率の最大化に繋げることに成功した。
 弊社のように長い間ウォーターフォールで取り組んできた大規模な開発現場では、アジャイルなどに取り組む際に、QAの役割は以前のやり方を踏襲することも多い。本発表では、その中でどのようにQAの役割を再定義したのか、新たな取り組みに対してデメリットやリスクを会話する中で最適な解を出せるように取り組んだ事例をご紹介します。
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