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SQuBOK分類 :
年度 : 2015年   分科会 : 2014年度第3分科会
紹介文 :
設計書が完成した時点でのみ実施するレビューでは,たとえレビューで適切な指摘ができたとしても,重大な欠陥が発見されると,その修正に大きな手戻りが発生する.また,残りの期間ではリカバリできない等の理由から,レビューによる是正効果が完全には発揮できていない問題がある.
その解決のために,我々は 3 分割レビューを提案する.3 分割レビューとは,各設計工程の期間を 3 分割し,1/3 時点,2/3 時点,3/3 時点の3回(以後「完成時点」と記載)で予め用意したレビュー観点表を用いてレビューを行うことで,手戻り工数削減,開発計画の遵守を実現させるためのレビュー手法である.
本提案の有効性を,基本設計工程の 1/3 時点レビューの実験より検証した.工程の 1/3時点であっても,設計の根幹に関わる重大欠陥の検出は可能であり,手戻り工数の削減,開発計画の遵守の 2 つの課題からも有効であるということを確認した.
また,プロジェクト特性に基づくレビュー観点表の具体例を複数作成し,現場適応性を高めた.
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