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SQuBOK分類 :
執筆者 :
橋本 淳邦(㈱デンソー)
紹介文 :
OEM向けにおける自動車用ECUの開発では一般的に約3年を要するが、アフターマーケット向けの場合、顧客要求により約1年での開発を要求され、従来の開発モデルでは顧客の要求納期に対応することができない。なぜならば、短納期がゆえに、仕様が固まっていないことがほとんどで、仕様を固めながら開発する必要があるため、開発の途中で仕様の変更や追加が起こるためである。このような開発では、ウォーターフォール型開発ではなくアジャイル型開発が向いていると考えられるが、当社において車載組込み開発においてのアジャイル開発は一般的ではないため、今回、従来のウォーターフォール型開発をベースにしながらアジャイル型開発とのハイブリッドで開発を実施した。
また、Automotive SPICEのアセッサー経験に基づき、優先順位の高いプロジェクト管理(MAN.3)に主眼を置いてプロジェクトを推進した。スケジュールやWBSのフォローも含めたプロジェクト進捗のレビューおよび報告を実施し、活動の達成度を明確化することで、最低限必要なエビデンス、ツール、開発環境が整っている状態を構築・維持しながら開発を推進できた。
本発表では、この活動の概要と進め方、工夫した点について、事例を交えながら紹介し、短納期で開発を行いながら、品質保証とリリース要求を両立した内容を報告する。
OEM向けにおける自動車用ECUの開発では一般的に約3年を要するが、アフターマーケット向けの場合、顧客要求により約1年での開発を要求され、従来の開発モデルでは顧客の要求納期に対応することができない。なぜならば、短納期がゆえに、仕様が固まっていないことがほとんどで、仕様を固めながら開発する必要があるため、開発の途中で仕様の変更や追加が起こるためである。このような開発では、ウォーターフォール型開発ではなくアジャイル型開発が向いていると考えられるが、当社において車載組込み開発においてのアジャイル開発は一般的ではないため、今回、従来のウォーターフォール型開発をベースにしながらアジャイル型開発とのハイブリッドで開発を実施した。
また、Automotive SPICEのアセッサー経験に基づき、優先順位の高いプロジェクト管理(MAN.3)に主眼を置いてプロジェクトを推進した。スケジュールやWBSのフォローも含めたプロジェクト進捗のレビューおよび報告を実施し、活動の達成度を明確化することで、最低限必要なエビデンス、ツール、開発環境が整っている状態を構築・維持しながら開発を推進できた。
本発表では、この活動の概要と進め方、工夫した点について、事例を交えながら紹介し、短納期で開発を行いながら、品質保証とリリース要求を両立した内容を報告する。