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ソフトウェア開発において、工数は関心が高い事項の一つである。工数と規模の関係においては、相関があることがわかっている。また、弊社では工数を開発工数、管理工数、顧客対応工数と工数の用途に応じて、分離して収集を行っている。これらの工数はすべて規模と相関があるのであろうか。
弊社の先行事例では、工数から管理工数、顧客対応工数を除いた開発工数と品質の関係を明らかにしている。これから、管理工数、顧客対応工数が、開発工数とは違った特徴を持つことが示唆される。しかしながら、管理工数や顧客対応工数に関しては、適切に分離できているデータが少なく、十分な分析ができていなかった。
本論文では、管理工数や顧客対応工数が適切に分離できているデータを拡充し、ソフトウェア開発プロジェクトにおける工数の構成について明らかにする。またソフトウェア開発プロジェクトにおいて、開発工数はもとより、管理工数も必要不可欠な工数である。そこで、工数の構成分析を通じて、管理工数はどの程度が適切なのかの考察を行う。
ソフトウェア開発において、工数は関心が高い事項の一つである。工数と規模の関係においては、相関があることがわかっている。また、弊社では工数を開発工数、管理工数、顧客対応工数と工数の用途に応じて、分離して収集を行っている。これらの工数はすべて規模と相関があるのであろうか。
弊社の先行事例では、工数から管理工数、顧客対応工数を除いた開発工数と品質の関係を明らかにしている。これから、管理工数、顧客対応工数が、開発工数とは違った特徴を持つことが示唆される。しかしながら、管理工数や顧客対応工数に関しては、適切に分離できているデータが少なく、十分な分析ができていなかった。
本論文では、管理工数や顧客対応工数が適切に分離できているデータを拡充し、ソフトウェア開発プロジェクトにおける工数の構成について明らかにする。またソフトウェア開発プロジェクトにおいて、開発工数はもとより、管理工数も必要不可欠な工数である。そこで、工数の構成分析を通じて、管理工数はどの程度が適切なのかの考察を行う。
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紹介文 :
ソフトウェア開発において、品質と生産性の向上は永遠の課題である。
弊社では、ソフトウェア開発を行っている組織から毎年プロジェクトデータを収集・蓄積し、組織横断的なデータ分析を行い、品質や生産性への影響要因を分析することにより、全社的な品質・生産性の改善活動に結びつけてきている。
今般、2015年度に終了した527件のプロジェクトデータを使用し、出荷後の品質状況、設計・製造工程のレビューにかけた工数、設計・製造工程の工数、テスト工程の工数、各工程の摘出バグ数等から、品質および生産性の関係を分析したところ、設計・製造工程でレビューに時間をかけて、より多くのバグを摘出するほど、出荷後の品質がよく、生産性もよいことがわかった。
本発表では、これらの分析結果を説明し、品質と生産性はトレードオフの関係ではなく、品質・生産性向上を両立させて改善できることを報告する。
ソフトウェア開発において、品質と生産性の向上は永遠の課題である。
弊社では、ソフトウェア開発を行っている組織から毎年プロジェクトデータを収集・蓄積し、組織横断的なデータ分析を行い、品質や生産性への影響要因を分析することにより、全社的な品質・生産性の改善活動に結びつけてきている。
今般、2015年度に終了した527件のプロジェクトデータを使用し、出荷後の品質状況、設計・製造工程のレビューにかけた工数、設計・製造工程の工数、テスト工程の工数、各工程の摘出バグ数等から、品質および生産性の関係を分析したところ、設計・製造工程でレビューに時間をかけて、より多くのバグを摘出するほど、出荷後の品質がよく、生産性もよいことがわかった。
本発表では、これらの分析結果を説明し、品質と生産性はトレードオフの関係ではなく、品質・生産性向上を両立させて改善できることを報告する。