キーワード検索


 2001年    2002年    2003年
 2004年    2005年    2006年
 2007年    2008年    2009年
 2010年    2011年    2012年
 2013年    2014年    2015年
 2016年    2017年    2018年
 2019年    2020年  
1 件の資料が見つかりました。
ダウンロード数: 422回
SQuBOK分類 :
年度 : 2018年   分科会 :
紹介文 :
Selenium等のミドルウェアが整備されたこともあり、WebアプリケーションのUIテストを自動化する事例も増えてきた。しかし、自動テストの開発資産が拡充されるのに比例し、その実行に要する 時間は増大する一方である。
主要なWebブラウザーはヘッドレスモードを搭載しているが、膨大なテストケースの前では「焼け石に水」。UIテストの所要時間を大幅に短縮するには、複数のPCにテストケースを分散するのが最 も効果的である。

そこで注目されるのがラズベリーパイである。インテルのプロセッサを搭載したPCに比べると、スペック的にはだいぶ見劣りするものの、テストクライアントとしての性能は十分である。足りていないのは、(CPUパワーではなく)クライアントの数だからである。
ラズベリーパイは、Ubuntuなどのディストリビューションが利用できるLinux PCである。Linuxのソフトウェア資産をそのまま継承できるため、Dockerコンテナを稼働させることも可能である。ラ ズベリーパイを8台、16台、32台とクラスタリングすることで、数世代前のスパコンに匹敵する計算能力を手にすることができる。

ラズベリーパイのクラスターでUIテストを並列実行するには、自動テストの開発資産についても根本的な見直しが必要になる。本発表では、クラスター構築のノウハウやUIテストを並列実行するための実践的なテクニックを紹介する。
↑