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SQuBOK分類 :
執筆者 :
伊藤 潤平(ウイングアーク1st㈱)
紹介文 :
当社ではソフトウェアパッケージ製品の開発および販売を行っています。
製品開発プロジェクトは開発プロセスと品質保証プロセスを区別し、独自ではあるがウォーターフォール開発を行っていました。
近年開発プロセスをアジャイルに変えることにより、品質保証プロセスもアジャイルにシフトすることに課題を持っていました。
欧米ではアジャイル開発がスタンダードになりつつありますが、アジャイル開発における品質保証はまだ世の中に確立されていないように思えます。
アジャイル開発は動くソフトウェアを継続的に提供し顧客のニーズに素早く対応するプロセスですが、リリースしたプロダクトは品質が保証されたものか、また第3者に対してプロダクト品質を説明できるかの判断が難しいと言えます。
弊社の品質保証部門はプロダクトの出荷時に市場リリース可能な品質を持ったプロダクトであることを説明する義務があり、第3者が理解可能な品質説明が求められます。
本論文では開発プロセスがアジャイル開発であっても品質保証プロセスにおいてJIS X 25010:2013で定義されている品質特性を利用し品質保証プロセスの指標として活用することにより、最終的な成果物が第3者に対して説明可能なプロダクト品質であることの判断を可能とすることを目的としてます。
また、プロジェクト計画時に戦略的なテスト計画を策定し、アジャイル開発プロジェクトの進行と共に品質が確保され、段階を経て品質を積み上げる仕組みを提案します。
当社ではソフトウェアパッケージ製品の開発および販売を行っています。
製品開発プロジェクトは開発プロセスと品質保証プロセスを区別し、独自ではあるがウォーターフォール開発を行っていました。
近年開発プロセスをアジャイルに変えることにより、品質保証プロセスもアジャイルにシフトすることに課題を持っていました。
欧米ではアジャイル開発がスタンダードになりつつありますが、アジャイル開発における品質保証はまだ世の中に確立されていないように思えます。
アジャイル開発は動くソフトウェアを継続的に提供し顧客のニーズに素早く対応するプロセスですが、リリースしたプロダクトは品質が保証されたものか、また第3者に対してプロダクト品質を説明できるかの判断が難しいと言えます。
弊社の品質保証部門はプロダクトの出荷時に市場リリース可能な品質を持ったプロダクトであることを説明する義務があり、第3者が理解可能な品質説明が求められます。
本論文では開発プロセスがアジャイル開発であっても品質保証プロセスにおいてJIS X 25010:2013で定義されている品質特性を利用し品質保証プロセスの指標として活用することにより、最終的な成果物が第3者に対して説明可能なプロダクト品質であることの判断を可能とすることを目的としてます。
また、プロジェクト計画時に戦略的なテスト計画を策定し、アジャイル開発プロジェクトの進行と共に品質が確保され、段階を経て品質を積み上げる仕組みを提案します。