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SQuBOK分類 :
年度 : 2017年   分科会 :
紹介文 :
既存システムの改修を行う派生開発では、開発側も顧客側も機能要件に意識が集中しがちなために性能要求が要求仕様書に明記されず、応答時間や処理速度の劣化を招くことがある。このような性能劣化は開発終盤や納品後に判明することが多く、そのため修正に大きなコストがかかる。
そこで我々は、機能の追加・変更に伴う性能劣化について顧客と交渉が容易な要件定義フェーズで把握することが重要ととらえ、システムの改修が時間効率性に与える影響を処理時間に換算して検出するための方法「EMOT (Estimation Method Of Time behavior degradation)」を考案した。
本論文では、本手法により時間効率性の劣化を機能の追加・変更要求から検出することができ、要件定義フェーズで性能劣化の対策を講じることで時間効率性の劣化防止に寄与できることを示す。
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