第117回品質管理シンポジウム 参加へのお礼

2024.6.3

この度は、第117回シンポジウムにご参加をいただき、誠にありがとうございました。
今回も 集合とオンラインのハイブリッド形式での開催となりましたが、過去最多を更新する合計800名を超える参加者のもと、盛大に開催することができました。

前回(第116回:2023年12月)のQCS参加者の総意で発出した「令和大磯宣言2023」では、これからの品質経営のキーコンセプト(顧客価値創造+組織能力の獲得・向上)実現のため3つのレベルのプロセスの創りこみを提言いたしましたが、今回は、たった1件の不祥事が顧客や社会の信頼を失ってしまう「品質不祥事」について、確実に防止するための議論を行いました。

主担当組織委員の棟近雅彦教授(早稲田大学)の「まとめ」で示された以下の項目は、今後の産業界に重要な示唆を与えています。
  1. ①まず自分自身で考える
    個人としても、組織としても
  2. ②品質を中心とする経営を実践する
    (例えばTQMというフレームワークを活用して)品質経営を実践する
  3. ③牽制機能(監視)
  4. ④検知・検出機能
※①は基盤で、そのもとで②を行っていくことが最も重要。
③④も重要であり必要であるが、「副」でしかない。
「令和大磯宣言2023」の具現化と産業界への普及に努めながら、引き続き、「品質管理の山を高くする」という本シンポジウムの 理念を実現するため、皆様のご支援を賜りたくお願いを申し上げます。

これからの皆様の一層のご指導とご鞭撻をお願い申し上げます。
今後ともQCSをよろしくお願いいたします。
一般財団法人日本科学技術連盟
理事長  佐々木 眞一