企業価値向上経営懇話会(旧:品質経営懇話会)

開催実績

開催実績

第12回会合

~「企業経営において高まる社外取締役の重要性について」
各社における社外取締役の現状と期待、社外取締役としての経験談~

1.第12回開催概要

第12回会合は、2021年10月5日(火)に現地(経団連会館)とオンラインでの同時開催として実施した。
今回は、企業経営において高まる社外取締役の重要性について、「企業価値向上のために社外取締役が果たすべき役割」、「企業価値向上のための社外取締役研修について」議論を行った。
また、2017年10月に創設した本会の検討内容の実態と今後の方向性を踏まえ、名称変更に関する提案を行い承認されたが、これは今後の検討に向け特記すべき事項といえよう。

2.坂根委員長挨拶、新メンバー自己紹介

冒頭に坂根委員長から、今回が初参加の新メンバーも複数人いるため、懇話会創設の経緯、これまでの検討内容を含めての挨拶を行った。
その後、新メンバーから自己紹介を行った。
  • 篠原 幸弘 氏(株式会社デンソー 経営役員、CCRO、CQO)
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3.企業経営において高まる社外取締役の重要性について

冒頭、坂根委員長からご自身の経験談を含め,企業価値向上のために果たすべき社外取締役としての役割についての紹介、並びに、佐々木副委員長から,ご自身のお考え,ならびに日科技連として検討を進めている普及施策(講演会,研修)について説明を行った。
その説明を受け、(1)各社における社外取締役の現状と期待、(2)社外取締役としてのご経験談について意見交換を行った。
日科技連では、今回の意見交換を受け、普及施策について、更なる検討を重ね、次回の本会で改めて説明することとした。

4.本会の名称変更について(新名称案:企業価値向上経営懇話会)

坂根委員長から、2017年に品質経営懇話会という名称のもと,これまで12回にわたり議論を進めてきたが,振り返ると品質というよりも、企業価値向上に関する議論が活発に行われてきた。第109回の品質管理シンポジウムにおいても,品質経営とは,顧客価値を創造し,それを実現するための組織能力を向上・獲得し,企業存在価値を最大化することであるとして,シンポジウム参加者の総意として「令和大磯宣言」(リンク)を発出した。その点も踏まえ,本会の名称を「企業価値向上経営懇話会」に変更してはどうか。との提案があり、満場一致で承認された。

5.まとめ

以上のように、今回から、これまでの検討経過と内容を踏まえ、企業価値向上に向けた社外取締役の役割フォーカスした議論をスタートさせた。
日科技連では、第109回品質管理シンポジウムで発出した令和大磯宣言(品質経営とは、顧客価値創造とそれを実現するための組織能力の獲得・強化)の提言を実現すべく、社外取締役の方、延いては、企業のトップ、社外取締役を選任する人事担当役員、経営企画担当役員を含めて、その考え方について今後さらに議論を進めていく。

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テーマ:社外取締役に求められる視点と今後の取締役会のあり方
第一部 13:00~14:00 企業価値向上に向けた社外取締役の役割について
安藤 元太 氏
経済産業省 経済産業政策局 産業組織課長
第二部 14:10~15:10 企業価値の考え方と向上策について~社外取締役の役割~
坂根 正弘 氏
株式会社小松製作所 顧問/一般財団法人日本科学技術連盟 前会長
第三部 15:20~16:20 「サステイナブルな資本主義」における取締役会のあり方
井上 隆 氏
日本経済団体連合会 常務理事